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== 概要 ==
元素記号の Fe は、[[ラテン語]]での名称「''ferrum''」に由来する。[[日本語]]では、鈍い[[黒]]さから「'''くろがね'''(黒鉄、黒い金属)」と呼ばれていた。[[鉄器時代]]以降、[[道具]]の材料として、[[人類]]にとって最も身近な[[金属]]元素の1つで、様々な器具・工具や構造物に使われる。[[産業革命]]以降、益々その重要性は増した。
 
旧字は「鐵」。その重要性から、旧字を分解して「鐵は、金(かね)の[[王]]かな(哉)とも言われた。
[[道具]]の材料として、[[人類]]にとって最も身近な[[金属]]元素の1つで、様々な器具・工具や構造物に使われる。古代には地表に落下してきた隕鉄が、鉄の供給源として使われた。鉄を最初に[[精錬]]して使い始めたのは[[ヒッタイト]]である。ヒッタイト以前の[[紀元前18世紀]]ごろ、すでに製鉄技術があったことが発掘された鉄によって明らかになっている。[[鉄器時代]]以降、鉄は最も重要な金属の1つであり、[[産業革命]]以降、益々その重要性は増した。鉄は、[[炭素]]などの[[合金]]元素の存在により、より硬い[[鋼]]となり構造物を構成する構造用鋼などや、[[工具鋼]]などの優れた[[トライボロジー]]材料にもなる。
 
鉄は、[[炭素]]などの[[合金]]元素の存在により、より硬い[[鋼]]となり構造物を構成する構造用鋼などや、[[工具鋼]]などの優れた[[トライボロジー]]材料にもなる。
 
== 性質 ==