「超力戦隊オーレンジャー」の版間の差分

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シリーズ20周年ということもあり、1995年3月21日には関東・関西ローカルながらも戦隊をメインとしたバラエティ特番『不滅の戦隊ヒーロー大全集』が放送された。
 
一部の文献では、放送開始前後にカルト教団・[[オウム真理教]]が引き起こした、[[地下鉄サリン事件]]などの「フィクションを凌駕するような現実の悪の出現」という社会情勢に影響される形で、当初のハードでシリアスな路線を途中で断念し、コミカル要素の導入を余儀なくされることとなった{{Sfn|鈴木美潮|2015|pp=72 - 73}}とされるが、実際は番組序盤で、すでに敵のバラノイア帝国の幹部がコミカルに描かれていたほか、中盤以降でも17話、18話、32話、42話などのシリアスな話も見られ、終盤もバラノイア帝国内部で内紛が起き、一旦地球がバラノイア帝国に征服されてオーレンジャーたちが地下組織として戦うといったシリアスな展開も見られた(スーパー戦隊シリーズにおいて、一時的にではあるが敵組織が地球服に成功するのは本作が初である)。中盤のコミカルな話においても、当時の世相を皮肉った社会派の話(29話、31話など)も存在した。
 
『特撮 NEW TYPE THE LIVE』2012年1月号で、高寺重徳は制作途中に役者側から路線変更によるキャラクターのブレに関して「どうしたらいいのか」と相談され、それを上手く作品に反映出来なかったのは悔しかったと語っている。