「火須勢理命」の版間の差分

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→‎出典: 『ウエツフミ』宗像本第9綴第26章
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火須勢理命は、その誕生の時に名前が登場するだけで、その後は一切出てこない。[[河合隼雄]]はその著書『中空構造日本の深層』において、海幸彦(火照命)と山幸彦(火遠理命)という対称的な神の間にホスセリのように何もしない神を置くことで、バランスをとっているとし、同様の中空構造として、[[造化三神]]における[[天御中主神]]、イザナミから産まれた三神における[[ツクヨミ|月夜見尊]]を挙げている<ref>河合隼雄『中空構造日本の深層』</ref>。
 
==別伝==
『[[ウエツフミ]]』によると、ホスセリ(またはホノスセリ)は長男であり、別名、海幸彦のことである。その名前の由来は、「火の勢いが盛んなとき」に生まれたためで、次男の[[ホオリ]](山幸彦)は、「火の勢いが降りたとき」に生まれたことから命名された。なお、『[[ウエツフミ]]』では二人兄弟であり、三男は存在しない。さらに、反乱を起こしてホオリに鎮圧されたのは、ホスセリではなく「ヨスセリ」という和歌山の地方豪族であり、潮満玉で溺れさせされて以降抵抗しないことを誓っていることから、これが隼人の祖先であるとする説もある。
 
== 出典 ==