「聖金曜日」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
7行目:
[[カトリック教会]]では聖金曜日には[[断食]]を行う習慣がある。断食といっても完全な絶食ではないが、[[大斎 (カトリック教会)|大斎]]と[[小斎]]を行うのが一般的である。また聖金曜日は一年間で唯一[[ミサ]]が執り行われない日でもある。(ただ、前日に保管しておいた[[聖体]]を拝領する儀式は行われる。)聖金曜日は復活祭にあわせて移動するが、最も早い場合で3月20日、遅い場合だと4月23日になる。
 
カトリック教会の聖金曜日の典礼の最大の特徴は司祭と複数の朗読者、さらには会衆全員の参加によるイエスの受難の朗読が行われることである。朗読は通常、『[[ヨハネによる福音書]]』からとられている。また荘厳な共同祈願と顕示した十字架への崇敬も行われる。カトリック信徒の多い[[フィリピン]]では、聖金曜日に屋外や通りで大掛かりな[[受難劇]]を行うのが伝統となっている。
 
多くの[[プロテスタント]]の教会でもこの日に特別な典礼を行っている。16世紀以降、ドイツのルーテル派教会では一年のうちでもっとも重要な日にして、[[聖餐]]を受けるべき日とされ、[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|バッハ]]の[[マタイ受難曲]]などが教会で演奏されてきた。この日の[[讃美歌]]は、[[血しおしたたる]]である。