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{{Otheruses|'''18世紀の農業革命'''|[[新石器時代]]における[[人類]]が初めて[[農耕]]を開始したことに伴う様々な変化|新石器革命|[[20世紀]]における穀物の[[品種改良]]や[[化学肥料]]の投入などにより大量増産を達成した[[農業]]の変化|緑の革命}}
{{農業}}
'''農業革命'''(のうぎょうかくめい)とは、[[輪作]]と[[囲い込み]]による[[農業]]生産の飛躍的向上とそれに伴う農村社会の構造変化を指す。特に言及がない場合は[[18世紀]][[イギリス]]で起きたものを指すが、同様の現象は同時期の西[[ヨーロッパ]]全域で起きている。
 
[[カブ]]などの[[根菜]]と栽培[[牧草]]を特徴とする新農法は、従来の[[三圃制]]では地力回復のために避けられなかった休耕地を必要とせず、農業生産の増加と地力の回復を両立させ、また一年を通じた[[家畜]]の飼育が可能となった。農業生産が増加した結果、漸く西欧も他地域と同程度の生産性に達した。人口革命といわれるほどの人口増加をもたらし、[[産業革命]]の要因の一つとなった。
 
なお、[[アルビン・トフラー|トフラー]]は『[[第三の波 (トフラー)|第三の波]]』の中で、[[人類]]が約15000年ほど前の[[新石器時代]]に[[農耕]]を開始したことをもって「農業革命」(“agrarian revolution”の[[直訳と意訳|直訳]])と呼んだが、これは社会構造が[[狩猟採集社会]]から[[農耕社会]]に切り替わったこと([[新石器革命]]の一部)を示しており、[[歴史学]]で本来使われる農業革命(本項で述べる)とは別の概念である(詳細は「[[アルビン・トフラー]]」を参照)。