「ぼくのそんごくう」の版間の差分

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→‎アニメ化: 一部内容を西遊記 (1960年の映画)に転記。これも含めて詳細はそちらの記事を参照する形に変更。
→‎概要: トキワ荘版
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当初の連載時は毎回巻頭のカラー4色刷で掲載され、手塚自身が色鉛筆で色指定を行った。後の単行本では白黒となったが、[[2006年]]に[[ジェネオンエンタテインメント]]から初発表時を再現したフルカラー版の単行本が限定3000部で刊行されている。
 
=== トキワ荘版 ===
当時の手塚は各社の連載を抱えて多忙を極めていたが、1957年の2月にある出版社が手塚を連れだしてしまい行方不明になってしまったことがあった。本作の同年4月号掲載分の締め切り間際になっても手塚の居所がつかめなかったため、編集者は当時[[トキワ荘]]に在住していた若手漫画家である[[赤塚不二夫]]、[[石ノ森章太郎]]、[[藤子・F・不二雄]]、[[藤子不二雄A|藤子不二雄Ⓐ]]の4人に代筆を依頼し、代原稿が一晩で完成した。
 
しかし締め切り当日になって手塚の描いた原稿が編集部に届いたためこの代原稿は没となり、幻の作品となってしまった(原稿料は支払われたという)。その後この原稿は1992年発売の「[[COMIC BOX|別冊COMIC BOXvol.4 ある日の手塚治虫]]」に『ぼくのそんごくう トキワ荘版』として特別掲載された。
 
なお、この時のエピソードは代原を描いた藤子不二雄Ⓐの視点からは『[[愛…しりそめし頃に…]]』の1巻に、逃亡中に原稿を書いた手塚側の視点からは『[[ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜]]』の2巻で、それぞれ漫画化されている。
 
== 初出 ==