削除された内容 追加された内容
492行目:
: [[中東]]では、アメリカが[[1980年代]]に[[ムジャーヒディーン]]に対し武器援助をした際、不正規品の購入に資金を与え、AK-47がこの地域に大量に出回る結果となった。
: 現在でも、[[イラク戦争]]における北部[[クルド人]]勢力にはもっぱらロシア製装備が供与されているほか、治安部隊へ供給されている装備の大部分は安価な中国製[[小火器]]であり、[[イラン]]などが[[イラク]]各地の[[シーア派]]武装勢力に供給している兵器の多くも中国製である。
: [[アフリカ]]諸国においては、[[1960年代]]の独立闘争の際、ソ連中国の兵器供与を得たが特に[[ソマリア]]では[[モハメド・シアド・バーレ|バーレ]]政権が崩壊したことにより軍隊から大量の武器が武装勢力など民間に流れ、また[[リベリア]]や[[シエラレオネ]]など[[西アフリカ]]では[[冷戦]]終結後の[[1990年代]][[社会主義人民リビア・アラブ国|リビア]]の政略によりユーゴスラビアやルーマニアといった東欧諸国などから流入した兵器が親リビア勢力に供与された。これらのAKがあふれた状況はそれが内戦の終結を難しくしている一因となっている。
: 後者の例として、[[1990年代]]に[[ムアンマル・アル=カッザーフィー|カダフィ大佐]]の支援で西アフリカの親リビア国家や武装勢力に、ルーマニア製や旧ユーゴスラビア製などの兵器が供与された。
: 現在、[[アフガニスタン]]やイラクで活動している特殊部隊や[[民間軍事会社]](PMSCs)の社員には、M16系ではなく[[7.62x39mm弾|7.62mm]][[口径]]のAKを使う者も多い。これは、信頼性のみならず、7.62mm口径の高威力や、弾薬と部品の補給が容易だからでもある。特にPMSCsは軍に比べて部品の供給が遅いため、故障・破損しても即座に修理・代替することができるAKの人気は高い。
<div align="right">[[#toc|目次へ移動する]]</div>