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=== マイアミ・マーリンズ時代 ===
球団発足から2011年まで使用していた[[サンライフ・スタジアム]](旧称ドルフィン・スタジアム)街外れで不便な上、風雷雨にさらされやすい気候にも拘らず屋根が無いため2011年シーズンは雨天中止が一番多かった。また、本来[[アメリカンフットボール]]用のため、座席の配置(座席が本塁ではなくフィールド中央を向いている)・フィールドの仕様などを見ても、野球に適した競技場ではなかった。
 
移転の噂が囁かれる中、2007年[[12月18日]]に新球場を含めた公共施設の建設計画が承認され、2月中にも正式契約を結ぶ運びとなった。新球場[[マーリンズ・パーク]]は開閉可能な屋根付きで、37,000人収容。建設費用は約5億2500万ドルで[[マイアミ・オレンジボウル]]跡地に建てられた。当初は[[2011年]]シーズンにオープン予定であったが、着工の遅れから[[2012年]][[3月5日]]に開場した。
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本拠地の完成にともない、球団は2012年より'''マイアミ・マーリンズ'''に改称。監督には前年まで[[シカゴ・ホワイトソックス]]監督であった[[オジー・ギーエン]]を迎えた他、2010年の最優秀救援投手[[ヒース・ベル]]や2011年の首位打者[[ホセ・レイエス]]を獲得するなどの大型補強を行い、新球団名でのシーズンを迎えたが、69勝93敗でナショナルリーグ東地区最下位に終わり、ギーエンは解任された。新監督には球団OBの[[マイク・レドモンド]]が就任した<ref>[http://miami.marlins.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20121101&content_id=40142138&vkey=news_mia&c_id=mia Redmond is Marlins' choice to be manager] The Official Site of The Miami Marlins 2012年11月2日閲覧</ref>。
 
また選手層も[[アニバル・サンチェス]]や[[ハンリー・ラミレス]]、前年獲得したばかりのベルなどがシーズン中にトレードされたほか、11月にはベルと同様「大型補強組」だった[[マーク・バーリー]]、[[ホセ・レイエス]]や生え抜きの[[ジョシュ・ジョンソン (野球)|ジョシュ・ジョンソン]]など主力5選手を一気に[[トロント・ブルージェイズ]]にトレードするなど、前オフの大型補強から一転、またもや「ファイヤーセール」が行われる形となった。この放出劇に対しては(単なるファンというだけでなく、新球場の建設費を自分たちの納めた税金で負担した)地元住民から「裏切り」として大きな反発が起こったほか、メディアからも一斉にオーナーのローリアを非難する声が上がった<ref>[http://www.palmbeachpost.com/news/sports/baseball/dave-george-miami-marlins-insult-their-fans-yet-ag/nS535/ Dave George: Miami Marlins betray their fans yet again] www.palmbeachpost.com</ref>。また、チームの主砲である[[ジャンカルロ・スタントン]]も自身の[[ツイッター]]で球団に対する怒りを爆発させている<ref>[http://twitter.com/Giancarlo818/status/268502933832888322 スタントンが自身のツイッターに投稿したチームを非難する趣旨のツイート]</ref><ref>[http://www.usatoday.com/story/gameon/2012/11/13/marlins-giancarlo-stanton-pissed-off-about-trade-blue-jays/1703393/ Giancarlo Stanton is 'pissed off' and other Twitter reaction to the Marlins-Blue Jays blockbuster trade]</ref>。
 
新球団名2年目の2013年もファイヤーセールによってチームが瓦解し、62勝100敗とワイルドカード争いはおろか、ナショナルリーグ東地区でも最下位に沈んだ。
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2014年は、前年度の不振から最下位予想が多かったものの、前年度[[東北楽天ゴールデンイーグルス]]に所属し、MLBに復帰した[[ケーシー・マギー]]が球団史上初となる[[カムバック賞 (MLB)|カムバック賞]]を受賞、[[マーセル・オズナ]]、[[クリスチャン・イエリッチ]]がレギュラーに定着するなど若手が健闘し、ワイルドカード争いには加われなかったものの、77勝85敗と最下位を免れた。
 
2015年、[[ロサンゼルス・ドジャース]]から[[ディー・ゴードン]]、[[ダン・ヘイレン]]、[[ミゲル・ロハス]]を[[アンドリュー・ヒーニー]]、[[クリス・ハッチャー]]、[[エンリケ・ヘルナンデス]]とのトレードで獲得<ref>{{cite web|url=http://m.dodgers.mlb.com/news/article/103792118/dodgers-acquire-howie-kendrick-from-angels-and-three-prospects-from-marlins|title=Dodgers acquire Howie Kendrick from Angels and three prospects from Marlins|work=MLB.com Dodgers Press Release|author=|date=December 11, 2014|accessdate=December 29, 2014}}</ref>。マギーを[[サンフランシスコ・ジャイアンツ]]にトレードし、[[ケンドリー・フローレス]]、[[ルイス・カスティーヨ (投手)|ルイス・カスティーヨ]]を獲得<ref>{{cite web|url=http://m.giants.mlb.com/news/article/104578118/giants-acquire-infielder-casey-mcgehee-from-marlins|title=Giants acquire infielder Casey McGehee from Marlins in exchange for Minor League right-handed pitchers Kendry Flores and Luis Castillo|work=MLB.com Giants Press Release|author=|date=December 20, 2014|accessdate=December 21, 2014}}</ref>。また、ニューヨーク・ヤンキースからFAの[[イチロー]]を獲得し球団史上初の日本人選手が所属した。これにより、日本人選手が所属したことのないMLBの球団は[[シンシナティ・レッズ]]だけなった<ref>{{Cite news|url=http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/01/25/kiji/K20150125009691030.html |title=MLB 日本人選手が所属したことがないのはレッズだけに |publisher=スポーツニッポン|date=2015-01-25|accessdate=2015-05-20}}</ref>。
 
2015年5月17日、編成本部長のマイケル・ヒル編成本部長は、監督の[[マイク・レドモンド]]監督ベンチコーチの[[ロブ・レアリー]]ベンチコーチの解任を発表し<ref>{{Cite news|url=http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK10009_Y5A510C1000000/ |title=マーリンズ、レドモンド監督ら解任 首脳陣をてこ入れ |newspaper=日本経済新聞|date=2015-05-18 |accessdate=2015-05-20}}</ref>、翌18日にGMの[[ダン・ジェニングス (野球監督)|ダン・ジェニングス]]の監督就任と[[マイク・ゴフ]]のベンチコーチ就任を発表した<ref>{{Cite news|url=http://jp.reuters.com/article/sportsNews/idJPKBN0O403T20150519 |title=MLB=イチロー所属のマーリンズ、GMが新監督に就任|publisher=ロイター|date=2015-05-19|accessdate=2015-05-20}}</ref>。
 
2015年10月29日、ヒル編成本部長のマイケル・ヒル[[ドン・マッティングリー]]を4年契約で監督に迎え、ヒル編成本部長自らゼネラルマネージャーの職務を兼任することを発表した<ref>{{Cite web|url=http://m.mlb.com/news/article/155935860/marlins-dismiss-general-manager-dan-jennings |title=Marlins dismiss general manager Jennings |author=Joe Frisaro|language=英語|date=2015-10-29|accessdate=2016-01-20}}</ref>。
 
==歴代監督==