「チュ・クオック・グー」の版間の差分

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クォック・グーで綴られた縦書き対聯
独自研究節、要出典、要検証;ほか
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[[1651年]]、[[カトリック教会]]のフランス人宣教師、[[アレクサンドル・ドゥ・ロード]]が作成した『ベトナム語-ラテン語-ポルトガル語辞典』において、ベトナム語をラテン・[[アルファベット]]で表記したものに起源をもつ。[[ベトナム]]の[[仏領インドシナ|フランス植民地化]]後、公文書などで使用されるようになったことから普及し、[[1945年]]のベトナム独立時に[[漢字]]に代わりベトナム語を表記する文字として正式に採択され現在に至る。
 
現代ベトナムでの書記法では、手書きの場合は[[筆記体]]が主流であり、[[ブロック体]]は印刷物やWEB等でしか見られないまた、クオック・グーを使った[[書道]]も見られる。
 
== アルファベット・声調記号 ==
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== 問題点 ==
{{独自研究|section=1|date=2016年6月}}
クオック・グーは、起源からしてフランスの植民地権力に近い側の知識人に由来するため、その綴りには[[フランス語]]中心的な視点にたち、必ずしもベトナム語に適していないものもある。ベトナム語で同じ音素であっても、フランス語で書き分けるものやフランス人が聞いて違う音と判断したものは書き分ける。{{要検証|例として音素kは、フランス語の規範にのっとりc、k、quを使い分ける|date=2016年6月}}。また、音素ngも場合によってngやnghと書きわけられる。
 
またクオック・グーは中国の[[ピンイン]]や[[注音字母]]と違い、正式な文字として採用されたため、それまで多くの著作を著すのに使用されてきた[[チュノム]]表記ベトナム語や漢文を破滅に追いやったという側面もある。これも、クオック・グーは植民地権力がベトナムの儒教や仏教、そしてベトナムの文明を、フランス文明、キリスト教、西ヨーロッパ文明へと置き換えるための道具として利用した{{要出典|date=2016年6月}}ことに起因する。
 
== 参考文献 ==