「エンパワーメント」の版間の差分

一旦 2013年3月30日 (土) 10:31 (UTC) の版に戻します。タイトルと導入分の不一致、脚注の不備および除去、「すばらしい……」連呼の文章の追加による。
m
(一旦 2013年3月30日 (土) 10:31 (UTC) の版に戻します。タイトルと導入分の不一致、脚注の不備および除去、「すばらしい……」連呼の文章の追加による。)
'''エンパワメント'''(Empowerment(エンパワメントとも湧活)Empowerment)とは「力(power)一般的には、'''個人や集団が自らの生活への統御感つける/獲得すること」を意味し、貧しい人々が制度的組織的、社会的、構造に外郭的な力の源泉とな影響を与え資源ようアクセス機会を得ることにより、力'''であるくに意思決の自立性を獲得し、貧困からの脱出を図義されことを指す
 
対義語はディスエンパワメント。エンパワメントされていない状態のことをいう。
 
== 概要 ==
先住民運動や市民運動としてのエンパワメントは、20世紀を代表するブラジルの教育思想家である[[パウロ・フレイレ]]の提唱により[[社会学]]的な意味で用いられるようになり、[[ラテンアメリカ]]を始めとした[[世界]]の[[先住民]]運動や[[フェミニズム|女性運動]]、あるいは広義の[[市民運動]]などの場面で用いられ、実践されるようになった[[概念]]である。
 
エンパワメントの概念が焦点を絞っているのは、人間の潜在能力の発揮を可能にするよう平等で公平な社会を実現しようとするところに価値を見出す点であり、たんに個人や集団の自立を促す概念ではない。
 
エンパワメント概念の基礎を築いた[[ジョン・フリードマン]]はエンパワメントを育む資源として、生活空間、余暇時間、知識と技能、適正な情報、社会組織、社会ネットワーク、労働と生計を立てるための手段、資金をげ、それぞれの要素は独立しながらも相互依存関係にあるとしている。<ref>市民・政府・NGO―「力の剥奪」からエンパワメントへ、ジョン・フリードマン著、定松 栄一、西田 良子、林 俊行訳、新評論、1995年。 ISBN 4794802471</ref>
 
地方自治や弱者の地位向上など下から上に[[ボトムアップ]]する課題を克服していく上で、活動のネットワークが生み出す信頼、自覚、自信、責任等の[[関係資本]]を育むことが、エンパワメント向上の大きな鍵とされている。
 
== 先住民運動とエンパワメント ==
エンパワーメントは、先住民運動において、[[資源ナショナリズム]]などの理論的枠組みとなった。
 
== 市民運動とエンパワメント ==
[[市民参加]]のあり方が問われる[[地方自治]]などの分野において、[[市民]]の地域に対する関心や主体的な関わりを構築していく上で重要視されている概念のひとつともなっている。また、エンパワーメントの基盤となる公平な社会という理念は、[[市民オンブズマン]]制度や[[行政アセスメント]]制度などの確立する上で理論的支柱となった。
 
市民参加としてのエンパワメントのことを'''市民エンパワメント'''、地域振興や地域再生・地域活性化のことを'''コミュニティ・エンパワメント'''ということもある。企業では単に権限委譲やスキルアップなどの意味でも用いられる。まちづくりの分野では福祉や防災などでエンパワーメントの概念が多用される。防災分野では、非常時における市民の自助・共助による自主防災活動の重要性から、'''防災エンパワメント'''という。
 
市民運動におけるエンパワメントの概念のとらえ方は、以上のように分野により若干の違いがある。「力をつけること」と理解されることが多い。何か目前の課題がある場合に当事者が自身の置かれた状況に気づき、問題を自覚し、自らの生活の調整と改善を図る力をつけることを目指す意味が用いられるものであるといえる。そもそもこのエンパワメントという概念自体が多義的なものであることから、そのような解釈が決して誤りとはいえない。{{要出典|date=2008年9月}}
 
== エンパワメントの著名な例(年次ごと)==
*[[ヨーロッパ]]で行われた[[モダニズム建築|近代建築運動]]([[ル・コルビュジエ]]が提唱した[[輝く都市]]の理念の基づいて行われた[[アテネ憲章]]などの取り組み){{要出典|date=2009年5月}}
*[[マハトマ・ガンディー]]によって[[イギリス領インド帝国|インド]]で行われた[[非暴力主義]]による[[独立運動]]
*[[ムハマド・ユヌス]]によって始まった[[マイクロクレジット]]による[[女性]]の支援
 
== 脚 ==
== 保健医療福祉実践、企業活動とエンパワメント ==
保健医療福祉実践や企業活動におけるエンパワメントには、人は誰もがすばらしい力を持って生まれ、生涯にわたりそのすばらしい力を発揮し続けることができるという前提がある。
そのすばらしい力を引きだすことがエンパワメント、ちょうど清水が泉からこんこんと湧き出るように、一人ひとりに潜んでいる活力や可能性を湧き出させることがエンパワメント(湧活)である。
 
医療や福祉などの実践では、一人ひとりが本来持っているすばらしい潜在力を湧きあがらせ、顕在化させて、活動を通して人々の生活、社会の発展のために生かしていく。また、企業などの集団では、社員一人ひとりに潜んでいる活力や能力を上手に引き出し、この力を社員の成長や会社の発展に結び付けるエネルギーとする。これが組織、集団そして人に求められるエンパワメント(湧活)である。
 
エンパワメントには3つの種類がある。セルフ・エンパワメント(自分エンパワメント)、ピア・エンパワメント(仲間エンパワメント)、コミュニティ・エンパワメント(組織/地域エンパワメント)である。これらを組み合わせて使うことがエンパワメントの実現に有効であり、「エンパワメント相乗モデル」という<sup>(註2)</sup>。
 
== 脚 ==
<div class="references-small"><references /></div>
<small>註2 エンパワメント科学 http://square.umin.ac.jp/anme/research/anme/EMP2.html</small>
 
== 関連書籍 ==
* 『被抑圧者の教育学』、[[パウロ・フレイレ]]著、ISBN 4750579076
* 『産業カウンセリング辞典』、日本産業カウンセリング学会監修、ISBN 978-4-7608-2622-3
* 『エンパワメントのケア科学』、安梅勅江著、ISBN 4-263-23453-7
 
== 関連項目 ==
* [[隣組]]
* [[ユーザーエンパワーメント]]
* [[女性護身術]]
 
{{DEFAULTSORT:えんはわめんと}}
[[Category:健康政策社会学]]
[[Category:政策]]
[[Category:健康づくり]]
[[Category:バズワード]]
[[Category:健康政策]]