「元気爆発ガンバルガー」の版間の差分

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|ジャンル= [[変身]][[ヒーロー]]、[[ロボットアニメ]]、[[アクション]]、[[コメディ]]
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== 概要 ==
主人公はエルドランシリーズ最年少の小学四年生。今作では[[ロボット]]に関わる主要人物は3人に絞られ、[[超能力]]を使える[[ヒーロー]]に変身できるが[[呪い]]のせいで正体を隠しているという[[変身]]ヒーローものの要素が取り入れられており、[[喜劇|コメディ]]路線が基調というシリーズでも異色の作品である。

基本的には一話完結だが節目には二号メカの登場や悪役のパワーアップがあるほか、主人公の3人それぞれに[[ヒロイン]]が存在したり(その内1人は全三作に登場する防衛隊長官の娘である)、物語終盤では悪の幹部と主人公の担任の教師とのロマンスが発生するなどドラマ性も盛り込まれている。
 
今作では学校の[[校舎]]がロボットに変形しない代わりに、町内なら発進地点を自由に変更できる設定で、2号メカが登場した直後に敵に乗っ取られたり、メインパイロットの虎太郎以外(鷹介とゴンと秋絵)が主役メカを操縦してゴンに至っては虎太郎の代わりに魔界獣を倒してしまったり、最終パワーアップ形態が'''「3体メカ合体」の二段重ねである点'''など、出撃や必殺技のバリエーションに遊び心を利かせている(その度に新規バンクが描き下ろされている)。
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[[魔法]]という[[ファンタジー]]要素が関わっているせいか前作や次回作で見られた物理的法則などの[[SF]]らしい設定は排除され、魔界獣のとんでもない能力のせいで地球が有り得ないような事態に陥る回も珍しくなく(町中の[[建物]]やメカ、武器が[[バナナ]]にされる、マジックで[[地球]]の半分が消滅、最終回では地球が破壊されるなど)、魔界獣を倒すとガンバルガーの能力で全て元通りになるという設定がある。また、今作では他二作に登場した[[天才博士]]に相当するキャラクター(小島勉・小島尊子)が存在しない。
 
放送当時は前作「[[絶対無敵ライジンオー]]」との作風の違いにより従来ファンからは否定的な意見が多く、視聴率もそれほど振るわなかったため[[打ち切り|放送短縮]]かどうかは定かではないか、シリーズでもっとも少ない47話。しかし、キャラクター人数を絞った事により娯楽性を追求できるようになり、のびのびとした柔軟な発想とバラエティに満ちたストーリー展開やアクション、敵味方共に脱力感漂うアットホームな作風や、終盤に発生伏線を張り全編を通てまとまっ悪役の幹部と主人公の担任教師の恋愛要素、ストーリーのまとまり具合などから根強い固定ファンを獲得し、制作者からは「'''平成の[[カルト]]アニメ'''」と呼ばれた。また、作曲を担当した[[長谷川智樹]]は「ガンバルガーとゴウザウラーの劇伴は、生涯最も徹夜を重ねて(笑)作った苦心作」<ref>[https://twitter.com/1958ht/status/483576894344802304長谷川智樹 on Twitter: "@_paparia]</ref>と語っている。
 
== あらすじ ==
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: [[声優|声]]:[[折笠愛]]
: [[4月1日]]生まれの牡羊座。9歳。血液型B型。身長135cm、体重30.3Kg。スリーサイズB64 W54 H70。好きな食べ物はバナナ大福、嫌いな食べ物は[[わさび漬け]]。得意科目は体育、図工。苦手な科目は国語、算数、社会。特技はかけっこ、苦手なものは忍者の修行。趣味はあそぶこと。癖は足の指で鼻をいじることと、嬉しくなると足の指を一本ずつタコ足のように動かすこと。好きな異性のタイプはお菓子をいっぱい作ってくれる女の子<ref name="Keibun">酒井征勇編「ガンバルガー登場」『元気爆発ガンバルガー大百科』[[ケイブンシャ]]、平成4年(1982年)12月18日、雑誌コード 63551-45、37・41・45頁。</ref>
:青空小学校の4年1組。長髪を[[ちょんまげ]]のようにてっぺんで括っており、一年中[[タンクトップ]]と[[短パン]]を着て裸足に[[上履き]]や[[スニーカー]]を履いた格好。大のイタズラ好きで、口癖は「ま~いいじゃん」の能天気でいい加減で能天気なお調子者。大好物の[[バナナ]][[大福]]は命の次に大切なものらしく、変身アイテムのガンバーブレスよりも優先度が高い模様。姉のかすみや力哉とはいつも喧嘩しており、担任の立花亜衣子からもよく説教を受けている。しかし、細かいことは大して気にしない性格なのでまったく懲りない。一方で友情には熱く、イタズラを逆手に取って鷹介や力哉をフォローすることも。[[日本のアマチュア野球|草野球]]チーム「青空ゲンキーズ」ではノーコンだがピッチャーを務める。400年以上続く霧隠流[[忍者]]の子孫で人並み外れた運動神経の持ち主だが、忍者を継ぐつもりはあまりなく修行もサボりがち。しかし、ガンバーチームとしての活動を通じて心境に変化があった様子。
:ガンバーチームの中心人物だがトラブルメーカーでもあり、ガンバースーツを勝手に使おうとして怒られることも多い。いたずらや言い訳で頭を使うのか頭の回転は速く、楽天的な思考やいざという時の度胸の良さでピンチを切り抜ける。怠け者で、テストはほとんど0点を取っている[[学業不振|学業不振児]]<ref group="注">しかし、「大魔界」の画数を理解していたりと漢字や計算ができない訳ではないらしい。</ref>。歌には自信があるがかなりの音痴。次回作である[[熱血最強ゴウザウラー]]の第15話(総集編)ではゴウザウラーに関する質問を送っていた。
: イエローガンバーに変身後の超能力は「スピード」。短距離なら瞬間移動したかのように動け、水の上さえも走ることができたり、短時間で地球を一周できる。
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: [[10月10日]]生まれの天秤座。9歳。血液型A型。身長137cm、体重33Kg。スリーサイズB67 W59 H72。好きな食べ物はラーメン、嫌いな食べ物はマカロニ。得意科目は体育、苦手な科目は美術。特技は[[出前]]、苦手なものはお化け。趣味は野球。尊敬する人は[[西武ライオンズ|西売]][[読売ジャイアンツ|ライアンツ]]の[[清原和博|清畑選手]]、癖は清畑選手のバッティングフォームのまね。好きな異性のタイプは一緒に野球ができる子<ref name="Keibun"/>
: 虎太郎のクラスメイトで遊び友達。夢は[[プロ野球選手]]でいつも野球の[[ユニフォーム]]風の服を着ており、草野球チーム「青空ゲンキーズ」の4番バッター。青空町主催のピザ投げ大会で少年の部3年連続優勝の経歴がある。リーダーシップが強く「気は優しくて力持ち」の真面目な熱血漢で、曲がったことが大嫌いな堅実な努力家。そのためいい加減な性格の虎太郎とはいつも衝突しがちだが、面倒見がよく流されやすい性格もあってか結局はいつもつるんでいる。家が「逆転ラーメン」という[[ラーメン屋]]で、よく出前の手伝いをしている。学校ではクラス委員を務め、同じクラス委員の武田桂を次第に意識するようになっていく。普段は冷静だが、野球と弟の哲哉が関わると我を忘れてしまいがち。
: ガンバーチームのリーダー格。プロ野球選手の夢の邪魔になるのと大人に任せるべきだと秘密のヒーロー活動を最後まで嫌がっていたが、かすみのピンチにやむなくレッドガンバーに変身レッドとして戦うことを決意以降は一旦決めたことは最後までやり尽くす性からガンバーチームになると決めた後は使命感に燃え、何かと私事を優先しがちな虎太郎と鷹介に特訓や必殺技の練習を強制することもあった。弟の哲哉をとても可愛がっており、レッドガンバーの姿で哲哉を助けて誕生日ケーキを届けて以来、すっかりレッドガンバーに夢中な哲哉に「兄ちゃんよりレッドガンバーの方がかっこいい」と言われてショックを受けていた(どちらも自分自身なのだが)。お化けや怪談など未知の現象を怖がる一面があり、突然現れたコアロボ3体に怯えて鷹介と虎太郎に誘われるまま恐々と乗っていたが、今では愛機となったキングエレファンのことを大切に思っている。
: レッドガンバーに変身後の超能力は「パワー」。車や人を持ち上げて人命救助をしたり、巨大化した魔界獣と戦ったり攻撃を受け止めたりできる。リボルガー登場直後にゴクアークの魂に操られて破壊の限りを尽くそうとし、ガンバルガーと戦ったことがある。
 
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: [[12月18日]]生まれの射手座<ref>[[2月18日]]生まれの魚座とする書籍もあるが、10話では射手座と明言されている。</ref>。24歳。血液型A型。身長160.5cm、体重50.3kg
: 虎太郎たち4年1組の担任。イタズラばかりしている虎太郎には厳しいが、生徒想いの優しい先生。「この世に生まれながらの悪人はいない」という信条を持っている。[[合気道]]の達人で、[[チンピラ]]やヤミノリウス、魔界獣を投げ飛ばしたこともある。結婚願望は強いようで、理想の男性は正義の[[ジャーナリスト]]。純監督から想いを寄せられ、本人も少なからず彼を意識していたらしいが、いつの間にか興味を失ってしまった模様。
: 記憶を失い闇野響史の姿でさまよっていたヤミノリウスを助けたことから彼に想いを寄せるようになり、千夏が撮影した彼とのツーショット写真を大切にしている。正体を明かされると共に写真を破かれた時は深いショックを受けるが、その様子に激怒したガンバーチームの活躍を見てに勇気づけられヤミノリウスの良心を目覚めさせるべく[[説得]]を決意。ヤミノリウスと魔界獣の出現を聞きつける度に昼夜問わず柔道着姿で[[メガホン]]片手に追い回すようになり、寝不足になっていた。
: 最後までヤミノリウスを「良い人」だと信じ続け、ヤミノリウスがゴクアークに見限られた後も彼を気にかけていたり、三大魔王が倒された後は町の人々に詰め寄られた彼を庇って人々を説得した。ゴクアークに地球が破壊される土壇場でヤミノリウスと両想いになるが、最終決戦後は説得も虚しくどこかへ去られてしまう。エピローグでは闇野響史の姿で現れたヤミノリウスと再会し、嬉しそうに駆け寄っていった。
: [[熱血最強ゴウザウラー]]では闇野響史と共にペアルックでカメオ出演している。