「海賊停止令」の版間の差分

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第二には海上輸送に関してであり、豊臣政権は、海商を政権下に組み込むことによって海外貿易や海上物流の支配を狙っていた。特に、朝鮮出兵を控えた時期であり、軍事的側面からの海上輸送力確保の意味もあった。
 
第三には、中国の[[明朝]]との[[日明貿易|勘合貿易]]の復活に向けての地ならしでもあったとも考えられる。当時の明朝は、中国人を主体とした後期[[倭寇]]への対策として、中国人の[[東南アジア]]方面への渡航を認めたが、日本を倭寇の拠点であるとみなし、中国人の日本への渡航を認めなかった。そのため、統一政権としての豊臣政権は、かつて[[室町幕府]]が行っていた勘合貿易の復活を目指す観点から、倭寇を自ら禁圧するなど貿易の管理・統制に取り組もうとしたのである。
 
== 参考文献 ==