「ムササビ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Yanajin33 (会話 | 投稿記録)
でここ (会話 | 投稿記録)
48行目:
 
==人との関係==
ムササビは、[[日本]]では古くから[[狩猟]]の対象であった<ref name=chiba>{{Cite web|url=http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/publication/journal_11-1_4ochiai.pdf |title=千葉県にムササビは生息しているか?(PDF) |publisher=[[千葉県立中央博物館]] |accessdate=2014-1-20}}</ref>。[[縄文時代]]では、[[青森県]][[青森市]]に所在する[[三内丸山遺跡]]において、縄文集落に一般的なシカ・[[イノシシ]]を上回るムササビ・[[ウサギ]]が出土しており、巨大集落を支えるシカ・イノシシ資源が枯渇していたことを示していると考えられている<ref>植月学「卯ウサギ」設楽博己編『十二支になった動物たちの考古学』(新泉社、2015年)、p.58</ref>。

時代によっては保護の対象ともなり、[[日本後紀]]には、ムササビの利用を禁ずるとする記述がある<ref>{{Cite web|url=http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/senwa/journal.asp?record=335 |title=ドッカンとジョバンニの上着|publisher=[[斎宮歴史博物館]] |accessdate=2014-1-20}}</ref>。特に、保温性に優れたムササビの毛皮は防寒具として珍重され、[[第二次世界大戦]]では物資が不足する中で、ムササビ1匹の毛皮は、当時の学校教員の月給に匹敵するほどの値段となった<ref>{{cite news |title=奨励される狩り 二極化する里|newspaper=[[読売新聞]] |date= |url=http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/kikaku/055/3.htm | accessdate=2014-1-20}}{{リンク切れ|date=2015年3月}}</ref>。被毛は[[筆]]の材料としても利用され、他にはない粘りと毛先に独特の趣がある<ref>{{Cite web|url=http://www.akashiya-fude.co.jp/040_process/feedstock.php |title=奈良筆ができるまで 筆の原料|publisher=株式会社あかしや |accessdate=2014-1-20}}</ref>。現在の日本では、ムササビは[[鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律|鳥獣保護法]]において「非狩猟鳥獣」であるため、狩猟は不可能となっている<ref>{{Cite web|url=http://www.bouken7.com/hakubishin/about/law.html|title=鳥獣保護法について|publisher=株式会社防除研究所 |accessdate=2014-1-20}}</ref>。
 
== 脚注 ==