「新人類」の版間の差分

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この用語は、[[インベーダーゲーム]]や大学入試における[[共通一次試験]]などに象徴される、それ以前の時代とは違う画一化社会に迎合し、無気力的傾向のある若者をアイロニーを込めて命名したものだが、ビジネス分野において、[[1984年]]、これら若者が新社会人層を形成する時期となったことで、マーケティング情報誌の『アクロス』([[パルコ]]刊)が職業人としてのこれら若者を取り上げた<ref>[http://www.intecjapan.com/forum/2006/11/post_28.html INTEC JAPAN「新人類世代は企業カルチャーを変えるか」インテック・ジャパン(2006年11月6日)]</ref>。また、同年には[[筑紫哲也]]が10代から20代の[[若者]]との対談を行う企画「新人類の旗手たち」が、『[[朝日ジャーナル]]』に連載された。そこでは新人類の「気分・思想・哲学」を探ることが試みられたが、「新人類」という用語が認知される一助となった。「新人類」は、[[1986年]]の[[新語・流行語大賞]]に選出されている。[[大林宣彦]]は「『新人類』という言葉は、[[PFF]]で[[かわなかのぶひろ]]が、[[手塚眞]]と[[今関あきよし]]のことを言ったのが始まり」と述べている<ref>[http://www.webdice.jp/dice/detail/3735/ 『スター・ウォーズ』のプロデューサーに「この映画はぜんぶNGだね」と褒め言葉を言った ]</ref>。
 
広義には当時の若者全体を指して使われるようにもなり、1980年代半ばに入社してきた当時の新入社員を指して当時の管理職([[世代]]的には[[焼け跡世代]]に相当)が、「一風変わった若者 = 新人類」と呼んだ<ref>[http://www.intecjapan.com/forum/2006/11/post_28.html 新人類世代は企業カルチャーを変えるか] インテック・ジャパン(2006年11月6日)</ref>。ただし、当時の若者を漠然とさしていたため、明確な世代区分はなく、しかも現在では若者のことを新人類とは呼ぶことはなく、[[廃語|死語]]となってしまったが、[[マーケティング]]における[[セグメンテーション]]では現在でも世代名として用いられており、「[[1961年]]から[[1970年]]生まれ」(人口規模 1,690万人<ref>平成16年国勢調査に基く算出</ref>)と定義されることが多い<ref>[http://www.jmrlsi.co.jp/concept/report/consumption/hakusho2006sp_10.pdf バブル体験世代と消費] 日本マーケティング研究所(2006年)</ref><ref>[http://www.jmr-g.co.jp/proposal/192.html 世代区分 -30年周期の世代交代] 日本マーケティング研究所(2006年)</ref><ref>[http://hrclub.daijob.com/hrclub/?p=722 「クルマ買うなんてバカじゃないの ? 」社員の台頭 ( その 2 )]</ref><ref>[http://www.heri.or.jp/201304/02roubun1.pdf 「アベノミクス」効果を「嫌消費」世代の消費喚起にどう結びつけるか]</ref>([[#新人類 (世代)|後]]参照)。
 
== 「新人類」と呼ばれた人物 ==