「トヨタ・カローラレビン」の版間の差分

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=== 5代目(AE91/AE92型、1987年-1991年) ===
[[File:Toyota Collora Levin 1987.jpg|thumb|200px|5代目(後期型)]]
[[1987年]]5月、フルモデルチェンジ。このモデルから[[前輪駆動|FF]]化され、ボディタイプも3ドアクーペを廃止し、2ドアに1本化された。当時ヒットしていた同社の[[トヨタ・ソアラ#2代目(1986年 - 1991年)|ソアラ]](2代目)のデザインを取り入れたため「ミニソアラ」とも称された。ソアラは高くて買えないが、レビンなら買えるという若者たちの間で大ヒットとなり、折からの[[バブル景気]]の影響そして、S13[[日産・シルビア|シルビア]]やBA4.5[[ホンダ・プレリュード|プレリュード]]などと共に「[[スペシャルティカー|デートカー]]」として、歴代モデル中最も販売台数の多いモデルとなった。
 
FF化も販売面では功を奏し、レビンとしては未曾有の販売台数を記録した。しかし、台数の多さゆえに早期から値崩れを起こし、さらに1990年代後半になるとZ20系ソアラ、A70系[[トヨタ・スープラ|スープラ]]の中古車市場での値安化も追い討ちを掛け、また、1998年末から1999年初頭にかけて発生した伝言ダイヤル事件にて犯人が所有していた車両として前期型のGT-Zが新聞などにて報道された影響からか、その結果、下取りに入った車両はE90系(6代目)カローラセダンおよびE90系(2代目)[[トヨタ・カローラFX|カローラFX]]同様、多くの個体が[[中古車#中古車の輸出|並行輸出]]またはそのまま[[廃車 (自動車)|廃車解体]]されることとなった。そのため「最後のFR」である「ハチロク」の現在の人気・個体数と比べ、残存する個体も少なく、時を経ても顧みられることが少ないこのモデルの存在は、まさに「バブル」そのものとも言える。