「品種改良」の版間の差分

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種間[[交雑]]は野外では滅多に成立しないが人工的にこれを行えば成功することもあり、ここから新しいものが生まれることも多い。[[コムギ]]なども何度かの種間交雑が過去にあったことが推定されているが、これらはかなり古い時代と言<!--思-->われ、偶然の産物であろう。現代では、たとえば[[洋ラン]]では広くこれが行われ、さらに属間雑種も作られている。いわゆる[[カトレア]]には近縁四属の属間雑種が多数含まれている。品種間でも交雑により新品種の作出が試みられる。
 
余談だが、これらの品種改良工程は、自然界で発生していると言われている[[進化]]の現在の解釈と同等の変化であり、進化を人為的に行なっているとも言える。人為的に突然変異個体や優良個体を選択し繁殖させていくことで、自然界の進化では考えられないスピードで変化していくが、自然界の進化で起こるとされる種の分化には至らない。これは、根本的な生殖遺伝子の変異は、人為的品種改良では時間が短いためそう簡単に変化せず、またある個体の生殖遺伝子に変化が生じた場合であっても、その他の個体との生殖等によって子孫では特徴が薄れたり消失してしまったり、もしくは生殖そのものが行なえず子孫を残せないためである(変異は長期的には進化の一環だが、個体では[[奇形]]や[[先天性]]の[[障害]]とみなされることが多い)。自然界の進化では数万年単位の長期間をかけて変異個体同士の特徴固定化や生息地域の分断等による[[自然選択]]によって分化しているとされている。進化の詳細については[[進化]]の項を参照見てね
 
==植物==