「インテリジェンス」の版間の差分

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知性は感覚器官で知覚された情報を、内部情報や様々な[[経験]]といったものと照らし合わせて、客観的(→[[主体]])に的確な判断を下すことである。これは[[生物学]]などの視点から見れば程度の差こそあれ[[昆虫]]や[[微生物]]といった極小な生物でも普遍的に行っていることであるが、より高次の[[哲学]]など精神性や抽象的概念を論じる分野に於いては、昆虫や微生物が外界を知覚してそれに即した行動を行ったからといって、これが知性の働きによるものだとは余り認識されない。
 
一方で今日我々[[人間]]が利用している[[コンピュータ]]を含む様々な[[機械]]や装置は、その機能を詳しく知る者にとって、昆虫など単純な動物の[[脳]]機能程度の複雑さしかなく、しかも自然界に存在する脳神経回路と比較した場合には、極めて限定された機能しか持たない。[[イカ]]の脳をコンピュータとしてみた場合<ref>巨大な[[神経繊維|軸索]]であるため観察しやすい。[[松本元]]による[[ヤリイカ]]の研究が有名</ref>に驚くほどコンパクトで高速演算機能を備えているのに比して、高度・高速な処理能力を有する人間の作ったコンピュータは相応の容積を必要とするなど、道具としてのコンピュータの能力はまだまだ原始的な動物の脳ほどにも賢くはない。しかしこれら人間の道具として作られたコンピュータは利用者が操作しやすい[[ヒューマンマシンインタフェース]]を備え、また人間が理解できる形で情報を出力する機能をもち、人間が求める機能に特化して設計されているため“インテリジェンスである”と認識される。
 
== 脚注 ==