「順行・逆行」の版間の差分

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→‎公転の逆行: カロンは逆行衛星ではない。冥王星との潮汐作用の結果、互いに自転と公転周期が同期しており、当然公転の向きは順行。
→‎見かけの逆行運動: A1 present twice on that png, svg is a fixed version!
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== 見かけの逆行運動 ==
[[Image:RetrogadationRetrogradation.pngsvg|thumb|300px|'''外惑星の見かけの逆行運動:'''<br />S - 太陽の位置<br />T1, T2, ..., T5 - 地球の位置<BR/>P1, P2, ..., P5 - 外惑星の位置<br />A1, A2, ..., A5 - 天球上での外惑星の見かけの位置]]
 
空の天体を観測すると、太陽や[[月]]、[[恒星]]は地球の自転によって東から西へ動くように見える。これを[[日周運動]]と呼ぶ。しかし[[スペースシャトル]]や多くの[[人工衛星]]などは西から東へ動くように見えることが多い。これらの人工天体は月と同じ方向に公転しているが、公転速度が地球の自転よりも速いために日周運動とは逆方向に動くように見える。[[火星]]の衛星[[フォボス (衛星)|フォボス]]もこれと似た軌道を持つ。火星の表面から見たフォボスは地球から見た月の動きとは逆の方向へ動いていく。フォボスも月も母惑星に対して順行する衛星だが、月の公転周期が地球の1日に比べて長い(約1ヶ月)のに対して、フォボスの公転周期は火星の1日に比べて短いためにこのように見える。地球の周囲を公転する人工衛星には逆行軌道を持つ衛星も少ないながら存在し、これらの衛星は地上から見ると(逆説的だが)月と同じ方向、すなわち東から西へと動くように見える。