「アオダモ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
→‎利用: 不要なカギ括弧(アタマのみ)の削除
31行目:
材質は堅く強いが粘りがある。そのため曲げることができ、このような特質を生かしてさまざまな用途で使われた。
 
日本では木製のスポーツ用品の材料、とくに[[野球]]で使われる木製[[バット (野球)|バット]]の原料として知られる。他に[[スキー]]板や[[テニス]]の[[ラケット]]などにも使用される。日本でのバット材としての需要は年間20万本以上あり半数は輸入材で国産材のほとんどはアオダモである。バットに使用するアオダモは、寒冷地産であればあるほど反発力と弾力性、耐久性に優れるとされる。そのため、日本産アオダモの主な生産地は北海道であるが、計画的な植林・伐採が行われなかったことから、バットに適した高品質な材の確保が困難になっている。[[2000年]]には行政、野球関係者、バット生産者が一体となって'''アオダモ資源育成の会'''が発足、資源を確保するための取り組みが行われている。この為[[ホワイト・アッシュ]]を利用する割合も大きくなっている。
 
[[天秤]]棒、[[輪かんじき|輪樏]](わかんじき)などの器具材や機械材、家具材としても使われる。建築材として床柱などにも使用される。資源の枯渇とともにこれらの用途は減少している。