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[[Image:Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ (Nihonbashi branch).jpg|thumb|200px|日本橋MTFGプラザ(旧東京営業部、[[東京銀行本店 (建築物)|東京銀行本店]])<br />現三菱東京UFJ銀行日本橋支店、室町支店]]
株式会社 '''東京三菱銀行'''(とうきょうみつびしぎんこう、[[英語|英称]]:''The Bank of Tokyo-Mitsubishi, Ltd.''、略称:''BTM'')は、[[1996年]]つてら[[2005年]]まで存在した [[三菱東京フィナンシャル・グループ|三菱東京フィナンシャルグループ・MTFG]] の後継にあたる(MTFG)および [[三菱UFJフィナンシャル・グループ|三菱UFJフィナンシャルグループ・MUFG]] (MUFG)傘下の[[日本]]の[[都市銀行]]である。本店は[[東京都]][[千代田区]](旧 [[三菱銀行]]本店)。当初は 2005年10月1日の 三菱UFJフィナンシャルグループ・MUFG の発足に合わせて 当 東京三菱銀行 は UFJ銀行と合併し 三菱東京UFJ銀行・BTMU となる予定であったが、コンピューターシステムなどの統合をする際にトラブルが発生することを避けるための体制を整える準備期間が必要と判断されたために、 予定よりも3ヶ月間あとの[[2006年]][[1月1日]] に [[UFJ銀行]] を吸収合併し、「'''[[三菱東京UFJ銀行]]・BTMU'''」に行名を変更した
 
== 概要 ==
[[1996年]][[4月1日]]に[[三菱銀行]]と[[外国為替]]専門銀行の[[東京銀行]]が合併して誕生。[[三菱重工業]]、[[三菱商事]]と並ぶ「[[三菱グループ]]御三家」の一つである。[[SWIFTコード]]は東京銀行を承継した
 
三菱グループを中心とする安定した国内取引先と旧[[東京銀行]]の海外拠点を持ち合わせるも、融資に厳格であったことから[[不良債権]]比率は都市銀行のなかで最小であった。[[失われた10年#金融システム危機|金融システム危機]]の際も[[大蔵省]]の経営関与に攻防し、その際に注入された[[公的資金]]を[[金融再生プログラム]]真っ只中の2003年1月に完済した。[[みずほフィナンシャルグループ|みずほFG]]・[[三井住友銀行]]などが[[メガバンク]]化によって膨れ上がった[[不良債権]]処理に追われる中、もっとも強い都市銀行であるという評価がなされることが多かった。
他の3つの[[メガバンク]]グループ傘下の[[都市銀行]]に比べて貸出額に対する[[不良債権]]の比率が少なく、また[[公的資金]]をすべて返済するなど財務体質が比較的良好であったのが特徴である。
なお、<!--BTMUの項目に記載すべき [[2006年]][[1月1日]]に[[UFJ銀行]]との合併に伴い公的資金注入行に再転落したものの、同年[[6月9日]]に公的資金返済を完了させたと[[三菱UFJフィナンシャル・グループ]]のニュースリリースで発表された。また 1996年に [[東京銀行|東京銀行 と合併し]]たことで海外拠点が拡大し、三菱グループの大企業などの安定した取引先を持っていた。従って都市銀行の中では、もっとも強い銀行であるという評価がされることが多かった。-->
 
300余りの国内店舗の殆どは三菱銀行より東京都・神奈川県に偏重していた(MTFG2001年ディスクロージャー誌)。リテール部門では1999年8月に開始した「東京三菱ダイレクト」による24時間対応の外貨預金・投資信託取引や、残高段階型スーパー普通預金をベースにした「[[メインバンク (三菱東京UFJ銀行)|メインバンク総合サービス]]」、当初から[[セブン銀行|セブン銀行(アイワイバンク銀行)]]と[[イーネット]]両陣営への参入、7大疾病保障付き[[住宅ローン]](ビッグ&セブン)、[[スーパーICカード]]発行など先見の明を見せたり、個人向けローン金利を他の都市銀行より低く設定していた。その一方でUFJ銀行との合併まで東京都心以外の多くのATMは平日19時・土休日17時までの稼働であったり、[[デビットカードサービス|ジェイデビット]]や[[フラット35]]を扱わない(BTMUより取扱開始)などやや旧態化した一面もあった。
SWIFTコードは 東京銀行 が使用していたものをそのまま使用した。
 
[[2005年]]10月1日の[[三菱東京フィナンシャル・グループ]]と[[UFJホールディングス]]の[[合併]]に合わせて同日付で[[UFJ銀行]]を吸収する予定であったが、[[勘定系システム]]などの統合トラブルを避けるための体制を整える準備期間が必要と判断されたため、[[2006年]][[1月1日]] にUFJ銀行と合併し[[三菱東京UFJ銀行]]へ商号変更している。
なお、[[2006年]][[1月1日]]に[[UFJ銀行]]との合併に伴い、公的資金注入行に再転落したものの、同年[[6月9日]]に公的資金返済を完了させたと[[三菱UFJフィナンシャル・グループ]]のニュースリリースで発表された。また 1996年に [[東京銀行|東京銀行 と合併し]]たことで海外拠点が拡大し、三菱グループの大企業などの安定した取引先を持っていた。従って都市銀行の中では、もっとも強い銀行であるという評価がされることが多かった。
 
 
イメージキャラクターは、前身である 三菱銀行 の流れを受け、引き続き[[ディズニー作品|ディズニー]]キャラクターが採用された。
 
== 東京銀行との合併に伴う処置 ==
=== 拠点 ===
三菱銀行と地理的に重複していた東京銀行(以下、東銀)の国内店舗・海外拠点は段階的に2004年頃までに旧三菱銀行側に吸収された一方、重複しない単独拠点(主に海外)についてはそのまま存続する形となっている。
 
旧東京銀行の本店営業部は「東京営業部」となり[[2004年]][[11月]]に旧 三菱銀行の本店あるいは日本橋支店に統合された。しかし日本橋支店MTFGプラザ(現[[MUFGプラザ]])が東京営業部跡に移転・開設されることになったため、日本橋支店が元の東京営業部に移転した格好となっている。なお、MUFGプラザにはのちに旧UFJ銀行の室町支店が[[日本橋室町東地区開発]]にともない転入し[[ブランチ・イン・ブランチ]]となっているため、旧東京三菱と旧UFJの全てのサービスが利用できるようになっている。
 
現存する三菱東京UFJ銀行 の本店東京営業部は旧UFJ銀行東京営業部」となり[[2004であるが、2013]][[11月]]旧 三菱銀行新丸本店あるいは日本橋支店に統合された。しかし日本橋支店MTFGプラザ[[MUFGプラザ]])が京営業部跡に移転・開設されることになったため、日本橋支店が元の銀ビルヂング|東京営業部に移転した格好となっている。なお、同プラザにはのちに旧UFJ銀行店の室町丸ノ内支店が[[日本橋室町東地区開発]]もない転入し[[ブランチ・イン・ブランチ]]となっているため化し旧東京三菱と旧UFJ[[丸全てのサー内永楽スが利用できるようになっルディング]]へ移転している。
 
東銀の国内店舗(場所)がそのまま継承された例としては他に、現BTMU札幌支店、[[成田国際空港|成田空港]]支店、成田国際空港出張所、成田空港第2ビル出張所(現在は、母店である成田空港支店内にブランチインブランチ)、新橋支店、渋谷明治通支店、新宿中央支店、横浜支店、関西国際空港出張所がある。現BTMU大阪中央支店もBTMU発足直後の[[2006年]][[2月20日]]までは、東京銀行 大阪支店<ref>東京銀行大阪支店は、東京三菱銀行発足と同時に'''大阪淀屋橋営業部'''へ改称され、90年代終盤に大阪三菱ビルから移転してきた東京三菱銀行大阪支店(旧三菱銀行大阪支店)に統合された。その後、BTMU発足と同時に同支店は'''大阪中央支店'''に改称された。</ref>の場所で営業していた(現在、同場所にはATMのみ設置<ref>[http://sasp.mapion.co.jp/b/bk_mufg/info/BA629485/ ATM・店舗のご案内]</ref>)。また、山口県内では東銀の下関支店が[[シーモール下関|シーモール]]内に存在していたが、地理的な関係から三菱店の徳山支店(周南市)ではなく隣接県の北九州支店(北九州市)へ統合されている。
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* [[1996年]](平成8年)4月 - 三菱銀行と東京銀行が合併し、株式会社 '''東京三菱銀行''' となる。
* 1996年 (平成8年) 12月27日 - 東京三菱銀行 のホームページが開設された。
* [[1999年]](平成11年)8月 - 東京三菱ダイレクト(現:三菱東京UFJダイレクト)開始
* [[2001年]](平成13年)1月 - スーパー普通預金([[メインバンク (三菱東京UFJ銀行)|メインバンク総合サービス]])発売
* [[2001年]](平成13年)4月 - '''日本信託銀行''' 株式会社、'''三菱信託銀行''' 株式会社 と共同で[[株式移転]]により [[三菱東京フィナンシャル・グループ]](MTFG)を設立し、その完全子会社となる。
* [[2001年]](平成13年)8月 - [[アコム]]、三菱信託銀行、[[ディーシーカード]]及び[[ジャックス]]と共同出資で[[キャッシュワン|東京三菱キャッシュワン]]を設立
* [[2001年]](平成13年)9月 - [[中部地方]]の親密地銀である[[十六銀行]]・[[百五銀行]]・[[愛知銀行]]と平日日中時間帯のATM利用手数料の無料化を開始。
* 2005年 (平成17年) 10月 - 親会社の 三菱東京フィナンシャルグループ・MTFG が UFJホールディングス との合併による名称変更に伴い、三菱UFJフィナンシャルグループ・MUFG の完全子会社となり、この日から 三菱UFJフィナンシャルグループ の傘下に入った。 
* [[2006年]](平成18年)1月1日 - UFJ銀行と合併して三菱東京UFJ銀行となる。
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* [[南都銀行]]
* [[百五銀行]]
 
 
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