削除された内容 追加された内容
高啼 (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
Takak 000 (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
29行目:
#'''レーザー''' — 科学研究以外の分野では波長 600-800 [[ナノメートル|nm]] のレーザーが最も一般に用いられる。安価で大出力のものが得られるが、「目に優しく」はない(失明の可能性がある)。「目に優しい」ことは軍事利用ではしばしば必要となる。1550 nm のレーザーは「目に優しい」が、十分な出力のものを得るのが難しく、一般的ではない。航空機搭載型ライダーは一般的に 1064 nm のものを用いる。海底探査システムの中には水中透過性の高い 532 nm のレーザーを用いる場合がある。波長の他にも、発光間隔(データ収集速度を決めることになる)と発光時間(距離方向の分解能に関係する)も適当に設定しなければならない。
#'''スキャナと光学系''' — データ収集速度は、システムのデータ走査速度にも影響される。走査は二次元的に行われるが、その方法は様々である。二枚の平面鏡を振動させるもの、多角形の鏡を用いるもの、スキャナが二軸をもつものなどである。光学系の性能は、角度方向の分解と、検出できる距離の限界に影響する。反射光の分離には、穴の開いた鏡を用いる方法と[[ビームスプリッター]]を用いる方法がある。
#'''受光器と電子機器''' — 受光器にはさまざまな物質が用いられる。[[ケイ素]]と[[インジウム]][[ガリウム砒素]]を用いた[[フォトダイオード|ピンフォトダイオード]]や[[アバランシェフォトダイオード]]が一般的であるが、波長によっては[[光電子管]]も使われる。受光器の感度は、ライダーの他の部分の設計とうまくバランスを取らなければいけない。
#'''ポジショニングとナビゲーション''' — ライダーを可動型のプラットフォーム(航空機や人工衛星)に搭載する場合は、センサの絶対的な位置と方向を決定する装置が必要である。[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]と[[慣性誘導装置]]が用いられる。