「ハナノキ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m Category:固有種を追加 (HotCat使用)
24行目:
 
== 特徴 ==
樹高は30mに達する。[[雌雄異株]]。冬芽は5-7対の鱗片が瓦重ね状に並び、濃紅色になる。<br>
花期は4月で、[[葉]]が展開する前に赤い[[花]]を咲かせる。これが名前の由来となっている。[[花序]]は前年枝の葉腋に4-10個束状につく。雄花の[[花柄]]は長さ5-6mmになり上向き、[[花弁]]は0-5個、[[萼片]]は5個、[[雄蕊]]は5-6本あり、葯は黒紫色になる。雌花の花柄は長さ1-1.5cmになり垂れ下がり、花弁は4-5個、[[花柱]]の長さ4-4.5mm、退化雄蕊が5-6本ある。果期は6月。果柄は6-7cmに伸び、。<br>
[[果実]]は[[翼果]]で、分果の長さは2.5cmになり、翼果は直角から鋭角に開く<ref name="Satake">『日本の野生植物 木本Ⅱ』p.8</ref><ref name="Mogi">『樹に咲く花(離弁花2)』pp.382-383</ref>。<br>
 
葉は対生する。葉身は長さ2.5-8cm、幅2-10cmの広卵形で、掌状の3脈があり、ふつう先が浅く3裂するが、ときに無裂のものもある。縁は重鋸歯になり、葉先は鋭くとがり、基部は浅心形から広いくさび形、裏面はふつう粉白色になる。葉柄は葉身の0.5-1.3倍ほどになり、長さ1.5-8cmになる<ref name="Satake" /><ref name="Mogi" />。秋には鮮やかに葉が紅葉または黄葉する。