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初期の雲頂が平らなものを[[扁平雲]]、発達段階の通常の積雲を[[並雲]]と呼ぶ。成長すると、雲頂が高度10[[キロメートル|km]]以上にも達し、雄大雲('''雄大積雲'''、入道雲)と呼ばれるようになる。雄大積雲がさらに発達すると'''[[積乱雲]]'''になり[[雷]]を伴った大[[雨]]を降らせ、時には[[雹]]や[[竜巻]]をももたらすことがある。定義上、雷を伴うのは積乱雲であるため、(観測できる範囲では)積雲は雷を伴わない。また、積雲の塊からちぎれたように離れた雲を[[断片雲]]と呼ぶ。
 
== 積雲形成のメカニズム ==
積雲が形成されるメカニズムには主に次の2つがある。
; 積乱雲からの自己増殖
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: 下層で水平移流が[[収束]]したため気塊が[[対流凝結高度]](水蒸気の凝結が始まる高度)まで持ち上げられ、かつ、その上部に[[条件付不安定]](飽和湿潤気塊に対しては静的不安定、未飽和気塊に対しては静的安定)が存在する場合に、[[浮力]]によって雲が成長する。条件付不安定の層が薄いか、中位であれば積雲、厚ければ'''雄大積雲'''、さらに進めば[[積乱雲]]となる。
 
== CCLの確認方法 ==
積雲の場合は、対流凝結高度(CCL)を容易に目で確認できる。遠くから積雲を眺めた時に、雲底がある位置がちょうどCCLとなる。夏の平原や海などの開けた場所では、雲底の揃った積雲がはるか遠くで群れるように重なり霞んで見える、というような光景も眺められる。