「カストラート」の版間の差分

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=== 消滅期 ===
前述の様な経緯で廃止、消滅の道を辿った。[[エクトル・ベルリオーズ|ベルリオーズ]]が19世紀半ばに出版した『管弦楽法』の中では、カストラートはすでに「ほとんど完全に姿を消しつつある」<ref>訳文は[[広瀬大介]]訳、[[2006年]]、[[音楽之友社]]、455頁による。</ref>状態だったという。彼はローマでカストラートの歌声に接しており、件の状況を「それほど悔やまれることではない」としている。
 
記録に残る歴史上最後のカストラート歌手は[[1922年]]に死去した[[アレッサンドロ・モレスキ]]であり、[[20世紀]]初頭の録音が残されているが、年齢的にはピークの時期をおよそ過ぎてからのものである。