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'''Ƿ''', '''ƿ''' ('''ウィン''', '''wynn''', '''wen''', '''ƿynn''', '''ƿen''') は、[[ルーン文字]]の第8字母 '''ᚹ''' ('''ウンジョー''', '''wunjō''')に由来する[[ラテン文字]]である。[[古英語]]で用いられる。音価は[[有声両唇軟口蓋接近音]]{{IPA|w}}を表す。
 
最初期の[[古英語]]の文書ではこの[[音素]]を表すのに[[二重音字]] <uu>が使われていたが、直に[[ルーン文字]]を借用して、ウィンを使うようになった。これはアングロ・サクソン時代を通して続いた。 最終的には[[中英語|中英語期]]に多く入ってきた[[フランス語]]の影響を受けて1300年頃に消失した。 それに代わって<uu>が再び使われるようになり、それが近代に<w>へと発展した。
 
ルーン文字での意味は"幸せ"、"喜び"でアングロ・サクソン期の詩文でも窺える:
 
:{{runic|ᚹ}} ''{{lang|ang|Ƿenne bruceþ, ðe can ƿeana lyt<br/>sares and sorge and him sylfa hæf<br/>blæd and blysse and eac byrga geniht.}}''
 
: 幸福は楽しむ。誰が痛みを、
: 悲しみを、不安を知らないのかを。 そして自身は
: 繁栄と至福そして良き十分な家がある。 <!-- see [[rune poem]] -->
 
ウィンは後期ルーン文字では続かなかったが、[[ゴート文字]]では使われた。ゴート文字{{script|Goth|𐍅}} ''w'' は''winja''と呼ばれ、[[ゲルマン祖語]]での名称は*wunjô*(喜び)として再建されている。