「PdfTeX」の版間の差分

|名称 = pdfTeXpdf{{TeX}}

'''pdfTeXpdf{{TeX}}''' ('''pdf{{TeX}}pdfTeX''') は、[[TeX|{{TeX}}]] から派生した[[組版]]処理ソフトウェアである。<span style="font-variant: small-caps">H&agrave;n</span> Th&#x1EBF; Th&agrave;nh が開発した。{{TeX}} と pdfTeXpdf{{TeX}} の一番の違いは、{{TeX}} が [[DVI (ファイルフォーマット)|DVI]] ファイルを出力するのに対して、pdfTeXpdf{{TeX}} が [[Portable Document Format|PDF]] ファイルを直接出力する点である。PDF と密に連携できるため、[[ハイパーテキスト]]リンクや目次といった機能が使用でき、[[hyperref]] のようなパッケージを使える。一方で DVI から [[PostScript]] への変換過程で使える [[PSTricks]] のようなパッケージとは連携できないが、同様の機能を持つ [[pdftricks]] が作られている。

pdfTeXpdf{{TeX}} から DVI 出力を得ることも可能である。この DVI 出力は {{TeX}} と基本的には同じだが、pdfTeXpdf{{TeX}} 独自のマイクロ組版機能が有効になっていると異なった出力となる。さらに、[[LaTeX|{{LaTeX}}]] や [[ConTeXt|{{ConTeXt}}]] などといったソフトウェアは {{TeX}} のための単純な[[マクロ (コンピュータ用語)|マクロ]]パッケージであるため、pdfTeXpdf{{TeX}} とも連携可能である。<tt>pdflatex</tt> では、標準的な {{LaTeX}} マクロを使った文書について pdfTeXpdf{{TeX}} プログラムが呼び出されて組版処理が行われる。

pdfTeXpdf{{TeX}} には以下のような標準の {{TeX}} にはな無い機能がある。なお、[[日本語]]は正式にはサポートされていないため、日本語を扱うには工夫が必要となる。

*[http://www.pdftex.org/ pdfTeXpdf{{TeX}} &mdash; {{TeX}} Users Group]

**[http://www.pragma-ade.nl/pdftex/thesis.pdf Micro-typographic extensions to the {{TeX}} typesetting system] ([[Portable Document Format|PDF]]) ……<span style="font-variant: small-caps">H&agrave;n</span> Th&#x1EBF; Th&agrave;nh による学位論文

*[http://www.ctan.org/ the Comprehensive {{TeX}} Archive Network] (CTAN)

**[http://www.ctan.org/get/help/Catalogue/entries/pdftex.html The {{TeX}} Catalogue OnLine, Entry for pdfTeXpdf{{TeX}}, Ctan Edition]（[http://www.ring.gr.jp/pub/text/CTAN/help/Catalogue/entries/pdftex.html Ring Server によるミラーリング]）

**[http://sarovar.org/projects/pdftex/ Sarovar.org: pdfTeXpdf{{TeX}}: Project Info]