「JR東日本E26系客車」の版間の差分

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台車は軸梁式の軽量[[鉄道車両の台車史|ボルスタレス台車]]TR250形・TR251形で、枕バネは[[空気バネ]]を用い、[[蛇行動#ヨーダンパ|ヨーダンパ]]を装備する。基礎ブレーキ装置は踏面ブレーキとディスクブレーキを併用する。滑走検知機能を併設し、車輪のフラット発生を抑え乗り心地の確保を図る。
 
車両間の連結器は中間車が電車と同様の[[連結器#密着連結器|密着連結器]]で、編成端部のみ[[連結器#密着自動連結器|密着式自動連結器]]を装備、衝撃緩和のためゴム式のダブルアクション形緩衝器を併設する。<br {{clear="all"/>}}
 
=== その他設備 ===
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: 展望室をもつA寝台車で、1両 (1) が[[富士重工業]]で製作された。上野方の編成端部、1号車に組成される。
: 大型の曲面ガラスを設けた展望室付個室「カシオペアスイート」を車端部に1区画、重層方式(メゾネットタイプ)の個室「カシオペアスイート」を中央部に3区画設け、定員は8名(最大11名)である。客用扉の隣接位置に車掌室を設ける。
: また、2016年6月以降の運行に際しては、使用しなくなった無線機の撤去および前面ガラスの交換が行われた<ref name="RF665-76">{{Cite journal ja-jp |和書 |author=伊藤久巳 |title=EH800・DF200の協力な援護あり E26系"カシオペア"いま再び |url=http://railf.jp/japan_railfan_magazine/point/665/665-072.html |year=2016 |publisher=[[交友社]] |journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] |serial=通巻665号(2016年9月号) |volume=56 |page=76 |ASIN=B01G5SQL2Q}}(JR東日本 [[大宮総合車両センター]]・担当者インタビュー)</ref>。<br {{clear="all"/>}}
 
; スロネE26形
[[ファイル:JRE PC26 srnE26 20071020 001.jpg|thumb|200px|スロネE26形(札幌駅、2007年10月)]]
: A寝台車で、1両 (1) が富士重工業で製作された。編成の2号車に組成される。
: 車端部に「カシオペアデラックス」1区画、メゾネットタイプの個室「カシオペアスイート」を中央部に3区画設け、定員は8名(最大12名)である。客用扉の隣接位置に共用トイレと[[公衆電話]]を設ける。<br {{clear="all"/>}}
 
; スロネE27形
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: 1両 (1) が[[東急車輛製造]]で製作された。8号車に組成され、定員は20名(最大21名)である。
: 車両端部に[[リンネル|リネン]]類などを収納する業務用室を設ける。
: また、2016年6月以降の運行に際しては、新在共用区間試験運転用の測定機器取り付け工事を実施されている<ref name="RF665-76" />。<br {{clear="all"/>}}
* '''100番台'''
[[ファイル:JRE PC26 srnE27-101 20071020 001.jpg|thumb|200px|スロネE27形100番台(札幌駅、2007年10月)]]
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: 車椅子対応個室「カシオペアコンパート」を車端部の平屋部に配する。これは車椅子利用者のために室内空間を確保し、個室扉や洗面所などを大型化した個室で、寝台は通常の平屋型個室からソファーベッドを省いた配置の2段式である。
: 客用扉は車椅子対応のため、幅を拡大したものが設けられる。客用扉の隣接位置に車掌室を設け、監視用の側窓がある。
: また、2016年6月以降の運行に際しては、乗務員室への無線機(子機)取り付け工事を実施した<ref name="RF665-76" />。<br {{clear="all"/>}}
* '''200番台'''
[[ファイル:JRE PC26 srnE27-202 20071020 001.jpg|thumb|200px|スロネE27形200番台(札幌駅、2007年10月)]]
: 2両 (201, 202) が東急車輛で製作された。編成の7・11号車に組成され、定員は20名(最大21名)である。
: 車両端部に共用のトイレを設ける。<br {{clear="all"/>}}
* '''300番台'''
[[ファイル:JRE PC26 srnE27-302 20071020 001.jpg|thumb|200px|スロネE27形300番台(札幌駅、2007年10月)]]
: 2両 (301, 302) が富士重工で製作された。編成の6・10号車に組成され、定員は20名(最大21名)である。
: 車両端部に共用のシャワー室を設ける。<br {{clear="all"/>}}
* '''400番台'''
[[ファイル:JRE PC26 srnE27-401 20071020 001.jpg|thumb|200px|スロネE27形400番台(札幌駅、2007年10月)]]
: 2両 (401, 402) が新潟鐵工所で製作された。編成の5・9号車に組成され、定員は20名(最大21名)である。
: 車両端部にミニロビー(約4席相当)・自動販売機を設け、当該箇所には側窓がある。<br {{clear="all"/>}}
 
; マシE26形
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: 2階建ての構造を活用し、1階部分を業務用室・通路とし、2階部分を食堂(定員28名)<ref>4人用テーブル5脚・2人用テーブル4脚の構成で、3脚の2人用テーブルは1階通路の直上に設けられる。</ref>としている。これは食堂と通り抜けの通路を分離し、乗客動線の交錯をなくすための配置で、快適な食事のための環境が整えられる。
: [[台所|厨房]]は車端部の平屋部分に設け、調理設備として[[冷蔵庫|冷凍庫]]・サラマンダー(電気ヒーターによって、[[グラタン]]などの料理に仕上げの焦げ目をつける調理器具)・ディープフライヤーなどを備える。これは国鉄/JRの食堂車に初めて装備されたもので、各種メニューへの対応を可能としている。
: 車端部の側扉は業務用で、客用扉はもたない。側窓は両側の食堂部と通路部に設けられ、1階海側の業務用室部には採光用の小窓を2ヶ所に設ける。<br {{clear="all"/>}}
 
; カハフE26形
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: 1両 (1) が当時の新潟鐵工所が製造した構体を購入のうえノックダウン方式によりJR東日本大宮工場(現在の[[大宮総合車両センター]])で製作された。「ラウンジカー」として、札幌方の編成端部、12号車に組成される。
: 国鉄/JRの集中電源方式固定編成客車の電源車において、製作時から客用空間を併設した初の車両である<ref>改造車両であれば、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)が「[[あさかぜ (列車)|あさかぜ]]」3・2号、「[[瀬戸 (列車)|瀬戸]]」用向けに[[国鉄12系客車|12系客車]]からの改造による[[国鉄24系客車#「あさかぜ3・2号」、「瀬戸」用改造車|オハ25形300番台・スハ25形300番台車両]]がある。</ref>。車体中央部の床面を嵩上げし、高床とした[[ハイデッカー]]構造で、床上部から編成端部までを共用空間のラウンジ・展望室(合計18席)としている。展望室は大型曲面ガラスを用いた密閉式で、スロネフE26形の展望室とは意匠が異なる。連結面側の車端部に業務用扉・車掌室・公衆電話・売店用スペースを設ける。
: 床下空間には発電設備として、定格出力520[[馬力|ps]]の[[DMF15系エンジン(2代)|DMF15AHZ-G]](コマツSA6D140-H系)型[[ディーゼルエンジン]]と440[[電力#交流の電力|kVA]]の[[三相交流]][[発電機]]とを2組装備する。<br {{clear="all"/>}}
: また、2016年6月以降の運行に際しては、北海道新幹線の青函トンネルを通過する為に改造を行い、施錠された旧電話室に「送受信架」と言う180cmのロッカー様装置が設置され、中には無線機器が搭載されている。また、電話室にあった機器が自動販売機側に移り、その結果重量が2t増加している<ref name="RF665-76" />。
 
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: 2000年(平成12年)に1両 (501) がJR東日本大宮工場で改造された。24系客車の電源車カニ24形 (510) <ref>元は カニ24 113 で「北斗星」投入のため1990年に耐雪耐寒強化工事を施工し 510 に改番された。</ref>から改造された。カハフE26形の予備として使用する電源車である。
: 発電設備を更新したほか、種車の荷物室を車内販売などに使用する業務用室に変更した。客室としての設備はない。
: 外部塗色は他車と同様のシルバーメタリックに5本帯を配したもので、'''"CASSIOPEIA"'''のロゴマークを側面に、列車愛称を表示した円形のテールサインを車掌室側の中央に設ける。電気指令ブレーキの読替機能は装備せず、本形式を使用するときのブレーキ装置はCL方式(応荷重式自動ブレーキ)となる。<br {{clear="all"/>}}
 
== 編成・運用 ==