「アメリカ合衆国の鉄道」の版間の差分

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Hsugawara (会話 | 投稿記録)
→‎特徴: 六重連
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民間企業が経営を行っている為に、アメリカの鉄道では過去、現在を通し、激しい競争が繰り広げられている。競争は、[[シカゴ]]~[[ロサンゼルス]]間などの長距離ルートでも行われ、過去の旅客列車に見られる高速運転や、現在の[[ダブルスタックトレイン]]に象徴される高効率の大量輸送を実現したが、他方で、過当競争による経営危機や不当な運賃の切り下げ、独占区間における高運賃、合理化に伴う輸送混乱といった問題を引き起こしてきた。
 
[[貨物列車]]の編成の長さは数キロメートルに及ぶが、貫通ブレーキは[[自動空気ブレーキ]]のみで応答性が悪く、[[踏切]]内で[[自動車]]が停まってしまった時など、緊急時で低速であっても日本の列車以上に簡単に停まれない。[[ディーゼル機関車]]は片運転台・電気式で大きく、数重連で牽引され、例えば先頭に重連(2両)、編成中央に重連、最後尾に重連の計六重連も珍しくない。踏切事故で大型[[貨物自動車|トラック]]・[[トレーラー]]が大破しても機関車は小破で済んでいるほど重く堅牢である。
 
アメリカの貨物鉄道路線の多くは列車の本数が少なく、車高6メートル超の[[ダブルスタックトレイン]]を運行したり、それらの列車長が数キロに及び機関車数重連で牽引するための電力供給上[[非電化]]路線がほとんどであるが、一部には大電力を供給できる[[交流電化]]で交流[[電気機関車]]数重連で牽引する鉄道会社もある。