「エリア・カザン」の版間の差分

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=== 晩年 - アカデミー賞名誉賞の授与 ===
1998年、長年の映画界に対する功労に対して[[アカデミー賞]]「名誉賞」を与えられたが、[[赤狩り]]時代の行動を批判する一部の映画人からは[[ブーイング]]を浴びた(賞のプレゼンターは[[マーティン・スコセッシ]]と[[ロバート・デ・ニーロ]])。[[リチャード・ドレイファス]]は事前に授与反対の声明を出し、[[ニック・ノルティ]]、[[エド・ハリス]]、[[イアン・マッケラン]]等は、受賞の瞬間も硬い表情で腕組みして座ったまま、無言の抗議を行なった。[[スティーヴン・スピルバーグ]]、[[ジム・キャリー]]等は拍手はしたが、起立しなかった。起立して拍手したのは[[ウォーレン・ビーティ]]や[[ヘレン・ハント]]、[[メリル・ストリープ]]等だった。通常は名誉賞が授けられる人物には、全員での[[スタンディングオベーション]]が慣例のため、会場内は異様な空気に包まれた。また、会場の外では授与支持派と反対派の双方が[[デモ活動|デモ]]を行なった。反対派のデモ隊の中には、かつて赤狩りで追放歴のある脚本家の[[w:Abraham Polonsky|エイブラハム・ポロンスキー]]もいた。
 
問題の過去にも触れた自伝は、『エリア・カザン自伝』の題名で訳された。カザンは『代役』、『アメリカの幻想』など小説も何冊か書いて、一部訳されている。