「M7 (戦車)」の版間の差分

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| 名称=M7 軽/中戦車
| 画像=[[ファイル:M7_Medium_Tank.jpg|300px]]
| 説明=MEDIUM TANK M7</br />(''U.S. Army ORD3 SNL G1.1943'')
| 全長=5.34 m
| 車体長=5.23 m
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| 主砲=[[M1897 75mm野砲#アメリカ合衆国|40口径75mm戦車砲 M3]]×1(弾薬71発)
| 副武装=[[ブローニングM1919重機関銃|7.62mm機関銃 M1919]]×3(弾薬4,500発)
| 装甲=砲塔防盾63 mm<br />砲塔前面51 mm</br />車体前面38 mm
| エンジン名=コンチネンタル R975EC2/C1 空冷星形9気筒[[ガソリンエンジン|ガソリン]]
| 出力=350 hp
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M7はインターナショナル・ハーベスター社に対し3,000両が発注され、1942年12月から生産が開始されたが、機甲軍が「M4中戦車と比較して特に優れている点が無く、2種類の中戦車を並行して装備するのは生産・運用の現場を混乱させるだけである」として配備に反対し、陸軍管理局も同様の見解を示したため、1943年2月に発注が取り消され、既に受注された30両のうち7両(一説には13両)が生産されたのみで生産は終了し、軍に引き渡された車両もいくつかのテストに用いられたのみに終わり、実戦部隊への配備はなされなかった。
 
結果として中戦車となってしまったものの、本車は基本的には軽戦車であり、当初から中戦車として開発され既に量産が開始されていたM4中戦車と比較すると装甲が薄く、主砲に対して車体が小型過ぎて車内レイアウトその他に余裕のない車両だった。軽戦車としては車重に比べ懸架装置を始めとした走行装置の性能とエンジンの出力が不足しており、機動力に欠けていた。機動力不足を補おうとフォード V8エンジンを搭載する改良型、M7E1の開発が行われ、更に走行装置を改善した改良型が計画されたが、生産発注の取消に従い開発は中止された。</br />
アメリカ陸軍では本車の設計を踏まえて「主武装を75mm砲とし、機動性を第1とし装甲防御力は次善とする」とした新たな軽戦車の開発を行い、これがT24(後の[[M24軽戦車]])として完成している。
 
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== 構成 ==
[[画像:M7_Aberdeen.JPG|thumb|250px|left|アメリカ陸軍兵器博物館の展示車両</br />砲塔側面にはグローサー(滑止金具)のラックが装着されている]]
M7中戦車は鋳造製の砲塔と車体を持ち、砲塔、車体共に良好な[[避弾経始]]を持つ。全体の構成は当時並行して開発されていたT20中戦車に類似している。乗員は車長(無線手兼任)、砲手、装填手、操縦手、副操縦手の5名である。