「女性語」の版間の差分

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現代の日本で一般的に女性語として認識されている言葉の起源は、[[明治]]時代に有産階級の女学生の間で発生した「'''てよだわ言葉'''」である。「よくってよ」「いやだわ」などの言葉の流行は、当時は「異様なる言葉づかひ」([[尾崎紅葉]]<ref>[http://www.ne.jp/asahi/nihongo/okajima/huseigo/teyodawa.html 『流行言葉』]</ref>)などと文化人の非難の的になったが、結果的には中流以上の女性層で定着し、規範的な女性語として扱われるようになった。
 
[[1980年代]]([[1986年]]の[[男女雇用機会均等法]]施行前後)からは、男女ともに「だよ」「だね」「じゃん」といったいわゆる「砕けた」口調・「[[ユニセックス]]な言い回しが好まれるようになり、「てよだわ言葉」の流れをくむった。特に若年層女性語は中年以上女性が用いるほかは、[[オネエ葉]]に誇張された形で残ってる。ただ、一人称代名詞の大幅な変化の背景関して依然様々な諸説・理由があるして男女差が強く意識されており、「僕」や「俺」を常用する女性は極めて少数派である([[ボク少女]]を参照)。
*[[男女雇用機会均等法]]の施行による、世の中の若年女性の意識の変化
*それまで清純派落ち着いたアイドルが多かった女性歌手に[[リンドバーグ]]、[[PRINCESS PRINCESS]]、[[渡辺美里]]等相次いで1980年代を代表する女性バンド・単独女性アーティストの飛躍と活躍、さらにこれらの女性歌手達の砕けた口調が支持される
*男性重視社会でも従来、ヤンキーや不良さらにプロレスラーの印象・イメージだった砕けた口調を常に多様していた希少な女性芸能人の一人歌手の和田アキ子が休日の代表曜日である日曜日の昼のバラエティ番組(TBSテレビ・アッコにおまかせ!)を始めたことでの影響
*[[アムラー]](当時全盛期だった女性歌手・[[安室奈美恵]]の人気)・[[宇多田ヒカル]](当時全盛期だった女性歌手)ブームによる砕けた口調の支持
などがあるが、
「てよだわ言葉」の流れをくむ女性語は中年以上の女性が用いるほかは、[[オネエ言葉]]に誇張された形で残っている。<!--ただし、一人称代名詞に関しては依然として男女差が強く意識されており、「僕」や「俺」を常用する女性は極めて少数派である([[ボク少女]]を参照)-->。
 
話し言葉としては衰勢にある女性語であるが、話者が女性であることを際立たせるための[[役割語]]としては、現在も多用される。女性作家による作品では、女性の台詞は現実の言葉遣いを反映してユニセックスな言い回しであることも多いが、あえて女性語が多用されることもある。
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