「符牒」の版間の差分
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消費地の魚市場のハンドサインは、あつかう魚の種類や地域によってもだいぶ違います。今は帽子で仲買権があるか判断できますが、昔はこういう符丁で判断していたそうです。 |
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'''符牒'''(ふちょう、'''符丁'''、'''符帳''')とは、同業者内、仲間内でのみ通用する言葉、また売買の場や顧客が近くにいる現場などで使われる、独特な言葉の事。接客や作業をしている時に、価格・品質・指示などについて、符牒を使用する事によって客に知られずに必要なコミュニケーションを行なうのが一般的だが、「○○ネタ」のように日常語として世間に流用する事もある。
仕事現場において状態や金額や作業や物事など、顧客など内部以外に知られたくない事柄を話す時に使用される。非常に単純な符丁としては、一般の人が使用する言葉をひっくり返したり国外語を使用する。これらは外部の人にも知られるようになり、一般人が普通の人が知らない業界用語で「自分は通ある」として使用する場合も多くなっている。小説「[[路傍の石]]」では、主人公が呉服店にまだ新入りの身分の際、番頭から「お召しのノジアン(安物→安(あん)の字→ノジアンという転訛)」を持ってくるように言われ、符牒に慣れておらず当惑する場面が描かれている。
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