「肩こり」の版間の差分

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'''肩こり'''(かたこり '''肩凝り''')とは症候名のひとつ。[[肩]]だけでなく、[[首]]も凝ることが多い。「肩が張る」とも言う。主に[[僧帽筋]]に起こる[[症状]]<ref name="joa">[http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/stiffed_neck.html 公益社団法人 日本整形外科学会「肩こり」]</ref>
 
== 概念 ==
項頸部から[[僧帽筋]]エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である。頭痛、吐き気を伴うことがある<ref name="joa"></ref>
日本では「肩こり」という名称により「肩」を指す表現が用いられているが、これは日本独特のもので同症状を諸外国では首や背中の疾患として示している事が多数である。
 
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== 原因 ==
この症状に対する原因には諸説あるものの、確定的な[[診断]]方法や[[治療]]法はなく、[[腰痛]]などと並んで不明な点がとても多い疾患となっている。
 
一説では長時間同じ[[首]]や[[背中]]が緊張するような[[姿勢]]をとり続けたり、[[猫背]]、前かがみなどしての姿勢の悪さ、[[ショルダーバッグ]]、[[冷房]]などが原因とされる<ref name="joa"></ref>。それらが原因で頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉([[肩甲挙筋]]・[[上後鋸筋]]・[[菱形筋]]群・[[板状筋]]・[[脊柱起立筋]])の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こる。それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられている。
或いは、筋肉を包む筋膜に出来る皺(しわ)が原因となる場合もあることが、最近分かってきた。
 
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*このような言語文化に特有の症状の例としてフランス以外ではまれにしか報告されない重い足(jambes lourdes)が世界的には有名である。フランスでは日本での肩こりと同じように重い足を治すための民間療法なども多く存在している。
*英語では肩こりを「stiff neck」「tight shoulders」「shoulder discomfort」「shoulder stiffness」などと表現する。ただ文化的な要素が大きいため日本語の「肩こり」の語意を伝えるには多少説明が必要である。
 
== 脚注 ==
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== 関連項目 ==