「発生生物学」の版間の差分

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1969年にニューコープが[[中胚葉誘導]]を発見し、その機構の研究が始まった。
 
== 分化の機構 ==
動物の発生は、細胞を単位として考えると、卵割から胚発生の間に個々の細胞がどのように分化してゆくのかの過程とも取れる。上記の誘導現象などはそれが具体的に姿を見せた物と言えるが、当時はそれ以上追求する方法がなかった。細胞の分化がより単純である例として、いわゆる細胞性粘菌のキイロタマホコリカビがモデル生物として選ばれ、世界的に集中して研究が行われた時期もあるが、これは一般化できる成果を上げ得なかった。その後、動物の中でもっとも分化の単純そうなものとしてセンチュウ類の[[カエノラブディティス・エレガンス|C. エレガンス]]が選ばれている。
 
 
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