「抗原提示」の版間の差分

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== 概要 ==
[[Image:Antigens presentation.svg|thumb|350px|上側の経路:外来性抗原 (1) は抗原提示細胞 (2) によって取り込まれる。抗原蛋白質は抗原プロセシングを受けた後、MHCクラスII分子によって細胞表面へ提示される (3)。MHCクラスIIはT細胞 (4) との相互作用に必要な分子である。<br />下側の経路:抗原蛋白質 (5) はB細胞 (6) に提示され、プロセシング (7) を受けた後に活性化T細胞 (10) のMHCクラスII分子 T細胞受容体(8) に対してB細胞のMHCクラスⅡを介して提示される。この過程を経て抗原特異的な抗体の産生 (9) が亢進する。]]
抗原提示細胞は、単に生体にとって異物である外来性抗原を貪食して除去するだけでなく、抗原の侵入を感知して[[リンパ球]]へ情報を伝えるシステムとして働いている。抗原提示細胞内には抗原を[[加水分解]]する酵素が存在し、外因性抗原の分解産物である[[ペプチド]]は[[主要組織適合遺伝子複合体]] (major histocompatibility complex, MHC) クラスII分子により細胞表面へ提示される。