「ノロウイルス」の版間の差分

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=== 感染経路 ===
ノロウイルス属(ノーウォークウイルス種)による感染症は[[経口感染]]が原因で、その感染経路から以下に大別できる。
# 飲食物からの感染(感染型食中毒)</br />a. 食中毒:ウイルスを蓄積した食材およびウイルスで汚染された食品を喫食して感染。</br />b. 水系感染:水道水、井戸水などがウイルスで汚染され、その水を飲み感染。
# ヒトからヒト</br />c. 感染者の糞便や吐瀉物から[[便器]]や手指を介して感染。(ドアのノブなどからもウイルスが発見される事例がある)</br />d. 感染者の糞便や吐瀉物に排出されたウイルスが付着し、飛散した飛沫から[[空気感染]]。([[飛沫感染]]或いは塵埃感染とも呼ばれる)</br />e. 感染者が十分に手を洗わず調理した食品を食べ感染。(エタノールや逆性石鹸に対する抵抗性があり、水道水に含まれる塩素にもある程度の耐性を持っているため、洗浄が不十分になりやすい)</br />
 
販売あるいは調理提供する食品そのものの衛生管理の(食品衛生学的な)立場からは『飲食物からの感染』のケースが、[[院内感染]]などの[[感染管理]]の立場からは『ヒトからヒト』のケースが特に問題とされるが、症状や経過には感染経路による違いはない。[[国立感染症研究所]]の[[病原微生物検査情報]](2006/2007年の統計)の集団感染事例の集計によると、原因食品が明確ではないケースが約6割を占めており、汚染食品の摂食よりはるかに多い原因となっている。
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=== 診断 ===
ノロウイルス属(ノーウォークウイルス種)はその培養(増殖)方法がまだ見つかっていないため、糞便中のウイルス粒子を直接(増やさずに)検査する必要がある。</br />
下記手法が主に診断に用いられている。
# 電子顕微鏡下で糞便中にウイルス粒子を目視確認。