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| 画像説明 =巻雲
| 略記号 =Ci
| 記号 =[[ファイル:CH 1.png|20px|CH1]]、[[ファイル:CH 2.png|20px|CH2]]、[[ファイル:CH 3.png|20px|CH3]]または[[ファイル:CH 4.png|20px|CH4]]
| 類=巻雲
| 高度 =5,000~16000〜16,000
| 階級 =A族 層状雲(上層雲)
| 特徴 =薄く、細いすじ状
| 降水 =あり(地上に達しない[[尾流雲]])
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単純にまっすぐに伸びたものだけでなく、頭の部分が鉤型に反り返っていたり、綿状のかたまりになっているものなどバリエーションがあり、それによって[[毛状雲]]・[[鉤状雲]]・[[濃密雲]]・[[塔状雲]]・[[房状雲]]に細分類される。
 
[[対流圏]]の上部に発生し、ほぼすべて氷晶からできている。氷晶の大きさが小さいため、雲はあまり濃くない。また、氷晶が落下しながら蒸発すると尾を引いたように見えるが、氷でできており周囲の温度も低いためなかなか蒸発しにくく、尾が長く伸びる。上空の湿度が高いときは[[飛行機雲]]の氷晶が周りの水蒸気を集めて成長し、巻雲になることがある。このとき、飛行機のエンジンの排気に含まれる塵が[[凝結核]]や[[氷晶核]]となることで、さらなる成長を引き起こすことも多い
上空の湿度が高いときは[[飛行機雲]]の氷晶が周りの水蒸気を集めて成長し、巻雲になることがある。
このとき、飛行機のエンジンの排気に含まれる塵が[[凝結核]]や[[氷晶核]]となることで、さらなる成長を引き起こすことも多い。
 
雲ができる高度は、高緯度地域では3~8km3〜8km、日本を含む中緯度地域で5~15km5〜15km、低緯度地域では6~18km6〜18km付近であるが、上層雲の中では最も高い高度に出現することが多い雲である。
 
中緯度地方では[[春]]や[[秋]]に多く見られるが、これはその時期に中緯度地方上空に位置する[[ジェット気流]]に巻雲が伴うことが多いためである。ジェット気流に伴うこの巻雲を'''ジェット巻雲'''という。
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== 派生する雲形 ==
{| cellpadding="0" cellspacing="0" width="100%"
|style="vertical-align:top; width:50%"|
;雲種
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*[[乳房雲]]
|}
 
== 出典 ==
*[http://www.pluto.dti.ne.jp/~suzuki-y/tokai/tokai1.html 高い空1 (1(巻雲)] 都会の空
*[http://www.okinawa-jma.go.jp/ishigaki/school/200412/ws200412.html 雲について(その2)] [[石垣島地方気象台]]
*[http://kobam.hp.infoseek.co.jp/meteor/jet_cirrus.html ジェット巻雲] 気象用語集
*[http://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame074.htm 巻雲] バイオウェザー お天気豆知識
 
 
== 関連項目 ==