「サンマ」の版間の差分

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渚月 (会話 | 投稿記録)
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=== 分布 ===
[[太平洋|北太平洋]]に広く生息し、[[日本海]]を含む日本近海から、[[アメリカ大陸]]沿岸の[[アラスカ州|アラスカ]]および[[メキシコ]]までの海域に分布する。季節によって広い範囲を[[回遊]]する魚として知られるが回遊経路は十分に解明されていない<ref name="sanma"/>。かつて分布群は北西太平洋系群、中央太平洋系群、東部太平洋系群の3系統が考えられていたが、分布に明瞭な境界が無く連続して分布し、また遺伝子解析の結果からも明瞭な差がないとされている<ref name="sanma">[{{Cite web|url=http://www.samma.jp/sanma.htm |title=さんま] [[|accessdate=2013-10-02|publisher=全国さんま漁業協会]]|archiveurl=http://web.archive.org/web/20130621172134/http://www.samma.jp/sanma.htm|archivedate=2013-06-21}}</ref>。
 
日本近海の群れは、太平洋側では黒潮の暖流域で孵化し海流とともに北上する、夏季は[[オホーツク海]]方面で回遊し成長する。成魚になると秋に産卵のために[[寒流]](親潮)に乗って太平洋側では[[東北地方|東北]]、[[関東地方|関東]]沖を通過し、[[近畿地方|近畿]]・[[九州地方|九州]]沖までに南下する。日本海側でも同様に山口県沖の対馬海流の暖流域で産卵し[[新潟県]]沖など[[日本列島]]を囲むように南下を行う<ref name="snm66">[http://dx.doi.org/10.2331/suisan.66.304 サンマの回遊と漁場形成(日本水産学会漁業懇話会)] 日本水産学会誌 Vol.66 (2000) No.2 P304-305</ref><ref name="suisan.31.799"/>。
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=== 飼育 ===
生存したままでの捕獲が極めて難しく、また、養殖の需要もないため、飼育はほとんど行われていない。日本の[[福島県]]にある[[アクアマリンふくしま]] において常設展示用飼育が行われていたが、[[東日本大震災|震災]]により予備飼育施設「水生生物保全センター」が被災したことにより、2012年8月に展示を中止したが、2013年5月、同所にて展示が再開された<ref>[http://www.marine.fks.ed.jp/news/animal_infoanimal/2013/2013sanma.html アクアマリンふくしま生き物情報](2012年8月10日公表)</ref>。上記の通り短命なのと、非常に臆病な魚でパニックをおこしやすいため、当初は1000匹いたのが2014年10月には30匹に減少している。過去には[[しながわ水族館]] 、[[名古屋港水族館]] でも展示されていたことがある。
 
=== 釣り餌 ===
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== 出典 ==
* [{{Wayback|url=http://www.samma.jp/sanma.htm |date=20130621172134|title=さんま]}} - [[全国さんま漁業協会]]
 
== 脚注 ==
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* [http://dx.doi.org/10.2331/suisan.78.1193 生食用サンマ加工食品からのアニサキス幼虫の検出] 日本水産学会誌 Vol.78 (2012) No.6 p.1193-1195
 
{{Normdaten}}
{{DEFAULTSORT:さんま}}
 
[[Category:ダツ目]]
[[Category:赤身魚]]