「ハスキー作戦」の版間の差分

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{{See also|トーチ作戦}}
1943年5月13日に、[[チュニジア]]のドイツ軍が降伏すると、地中海南岸のアフリカ大陸は連合軍が支配するところとなった。[[独ソ戦|東部戦線]]で戦うソビエト連邦を支援し、欧州を解放するためにも、連合軍は早期の欧州への上陸作戦を行う必要があった。様々な検討の結果、チュニジア・[[マルタ]]からの航空支援も受けられる、シチリア島へ上陸することが決定した。作戦を行うに当たっては、北アフリカでの戦闘結果より錬度に不安があるアメリカ軍を助攻とし、イギリス軍を主力とするとした。
 
一方、防衛側となる[[イタリア王国]]は、国内に広がり始めた厭戦感情に苦慮しながらも本土決戦に向け準備を開始、ドイツ軍から供与された[[IV号戦車]]等を装備したレオネッサ戦車師団がローマで新設されるなど、戦力面での強化が図られた。また、北アフリカ失陥後も現地に残っていたイタリア陸軍の残存部隊による、連合軍基地への破壊活動も行われている。また、イギリスの[[欺瞞作戦]]「[[ミンスミート作戦]]」の成功により、連合軍上陸をギリシャ方面と考えたドイツが戦力分散していたことも戦局に大きな影響を与えた。