「合理化」の版間の差分

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非常識なやり方で成功をしても、合理化とは認められるわけがありません。
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'''合理化'''(ごうりか、{{lang-en-short|rationalization}})
 
* [[企業]]等の[[団体]]が[[設備]]・[[施設]]・[[技術]]を刷新して、それらに合わせ[[経営管理論|管理体制]]・[[組織 (社会科学)|組織]]を[[リストラ|再編成]]すること。労働[[生産性]]の向上を踏まえながらも、その過程で第三者に迷惑をかけないで成功することを目的とする。[[金印勅書]]を受けた[[ヴェネツィア共和国]]は一隻の船を一時間で組めるほどになり、資金面でも船会社等の[[株式]]と、その他の公共事業をひっくるめた財源としての[[国債]]を利用して迅速な資本集中を可能にした。近代では[[産業革命]]として論じられるが、[[トーマス・エジソン]]が電気事業を開拓してからは世界中で合理化が進んだ。なかんずく[[ドイツ帝国]]は20世紀初頭からベルリン大銀行の[[他人資本]]割合が増加するとともに、戦後つまり[[西ドイツ]]の時代へかけて合理化[[カルテル]]の編成をくりかえした。
* [[合理化 (心理学)]] - [[心理学]]の用語で、自分にとって都合の悪い現実を、事実と異なる理由で隠蔽・正当化するなど、心理的[[防衛機制|自己防衛]]を図ること。 例えば、大学入試に失敗した者が、自分の学力が不足していたことに目を背け、「あの大学はもともと学風が嫌いだった」と述べるなど。[[防衛機制#防衛機制の例]]も参照。
* [[合理化 (社会学)]] - それまで慣習的に行われてきたやり方を、成文的なルールに則ったやり方に改めること。[[マックス・ヴェーバー]]の一連の社会学によって研究された。たとえば[[国際法]]の形成と種々のマニュアル化。ルーツは産業面での合理化にある。[[メートル法]]による規格化を典型例として、生産性向上を目的とする合理化としばしば一致する。