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'''ピペリジン''' (piperidine({{lang-en|''Piperidine''}}) は[[有機化合物]]の一種で、[[分子式]] C<sub>5</sub>H<sub>11</sub>N、[[分子量]] 85.15 の6員環構造を持つ[[複素環式化合物|複素環式]][[アミン]]である。[[シクロヘキサン]]の1つの炭素原子を[[イミノ基]] (=N-H) で置換した構造をもつ。'''ヘキサヒドロピリジン'''、'''ペンタメチレンイミン'''とも呼ばれる。
 
常温では特有の悪臭をもつ無色の液体で、融点 &minus;7 ℃、沸点 106 ℃。[[CAS登録番号]]は [110-89-4] である。
 
[[コショウ|胡椒]]の辛味成分[[ピペリン]]の構造中に存在し、胡椒 ({{en|''Pepper''}}) にちなんで名付けられた。[[中枢神経刺激薬]]の[[メチルフェニデート]]の構造中にも存在する
 
[[幻覚剤]]として用いられる[[フェンサイクリジン]](1(''1-(1-フェニルシクロヘキシル)ピペリジン'')を[[熱分解]]すると生成し、される。また、[[マリファナ]]中にも含まれる。
 
[[ペプチド]]の固相合成法で汎用される [[9-フルオレニルメチルオキシカルボニル基|Fmoc]][[保護基]]の脱保護剤として用いられる。