「アマ (植物)」の版間の差分

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現在は大麻が[[ロープ]]や麻袋などに使われるのに対して、亜麻は、通気性・吸湿性に優れて肌触りが良いことから織られて高級な衣類などになる。
 
[[連作障害]]が起き易いため6~7年の[[輪作]]を行う。北海道では4月末から5月にかけて播種し、繊維用途には7月末から8月に抜きとって収穫され、種子用途には1~2週間遅れて収穫される。 
 
日本では、[[江戸時代]]・[[元禄]]の頃に[[東京大学大学院理学系研究科附属植物園|小石川御薬園]]で種子(亜麻仁)を[[薬種]]として使用するために栽培された記録があるが、当時は亜麻仁を中国から比較的安易に輸入出来たので栽培は定着しなかった。本格的な栽培は[[北海道]]開拓の初期に[[榎本武揚]]によって導入され、[[第二次世界大戦]]中をピークに繊維用として[[北海道]]で広く栽培されたが、[[化学繊維]]の台頭で1960年代半ばに栽培されなくなった。2002年に種子を食用に利用するために北海道の当別町で亜麻栽培が復活し、北海道亜麻ルネサンスプロジェクトが進行している。2007年には当別町亜麻生産組合が設立されて、栽培技術の向上と普及に取り組んでいる。北海道独自の特用作物として亜麻の評価が高まるにつれて、[[十勝地方]]や[[上川地方]]に栽培が広がっている。