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{{混同|ケルビン・ヘルムホルツ不安定性}}
'''ケルビン・ヘルムホルツ機構'''(ケルビン・ヘルムホルツきこう、{{lang-en-short|Kelvin-Helmholtz mechanism}})は、[[恒星]]や[[惑星]]の表面の温度が下がった時に生じる天文学的過程である。冷えることによって圧力が低下し、結果として恒星や惑星は縮む。しかし今度は、この収縮によって、恒星や惑星の[[核 (天体)|核]]の温度は上昇する。このような機構は、[[木星]]、[[土星]]及び中心部の温度が[[核融合]]を起こすほど高くない[[褐色矮星]]では、この機構が存在する証拠が得られている。木星は、この機構によって、[[太陽]]から受けるよりも多くのエネルギーを放射していると推定されるが、土星はそうではないと考えられている<ref>{{cite book | title = Giant Planets of Our Solar System: Atmospheres, Composition, and Structure | author = Patrick G. J. Irwin | publisher = Springer | year = 2003 | isbn = 3-540-00681-8 | url = http://books.google.com/books?id=p8wCsJweUb0C&pg=PA63&dq=%22kelvin+helmholtz+mechanism%22 | accessdate = 2012-11-06}}</ref>。