「ボーグ・キューブ」の版間の差分

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== 概要 ==
外見艦姿は一辺が2[[キロメートル|km]]もある巨大な[[立方体]]で、乗員、雑多で無骨な機械部品を寄せ集めたかのような不気味な艦である(ボーグは多種多様な種族の艦や機関をビームで切って組み立てる)。キューブは約1万~5万人ものボーグドローンを擁し最低運用人員は5千人。通常[[ワープ]]約20倍の速度で航行可能なトランスワープドライブを搭載しているものもある。通常ワープにおける巡航速度はワープ8、最高速度はワープ9.99。さらにはトランスワープ能力があり、通常のワープドライブの20倍から数千倍の速度での航行が可能である。ボーグ集合体の科学技術力は惑星連邦のそれをはるかに凌駕している
 
船体外壁が無く内部構造が剥き出しでフォースフィールドを張って気密を保っているが、VPY登場した「クラス4戦略キューブ」分厚い船体外壁を持つタイプも登場している。[[船橋 (船)|ブリッジ]]や機関部といった特定の部署を持たず、艦の設備が画一化されているため、かなりのダメージを受けても通常通り機能する。艦内は気圧3キロパスカル、摂氏40℃とかなり暑い
 
単艦で一般的な宇宙船数十隻分に匹敵する戦闘力を持っており、撃沈は容易ではなく、[[惑星連邦]]の[[宇宙艦隊]]は、たった1隻のボーグ・キューブによって、編成した迎撃艦隊を2度も壊滅状態にさせられたことがある。多くの場合は1隻送り込むだけで1つの文明を滅ぼすことが可能だが、エル・オーリア人や[[U.S.S.ヴォイジャー]]が遭遇した異星人アートゥリスの故郷に対して行ったように、艦隊を組んで標的の星を襲い、一息に空間戦力を排除した後、服従を迫るという戦術をとることもある。なお、艦毎の個別の名称は無く、全て番号で識別される。また、内部に[[ボーグ・スフィア]]を1隻搭載している。
多くの宇宙船が船首方向にしかワープ航行で進めないのに対し、船体各部に複数のワープフィールド・コンジットが分散配置されているため、上下前後左右あらゆる方向に向かってワープ可能である。
 
=== 推進力 ===
[[ディスラプター#他作品のディスラプター|ディスラプター]]砲、[[中性子]]魚雷、[[シールド (サイエンス・フィクション)|防御スクリーン]]、トラクタービームで武装。スキャンビームは[[ポーラロン]]ベースである。船体はトリタニウム合金製。
多くの宇宙船が船首方向にしかワープ航行で進めないのに対し、船体各部に複数のワープフィールド・コンジットが分散配置されているため、上下前後左右あらゆる方向に向かってワープ可能である。通常のワープドライブでも最大でワープ9.99というすさまじい速度を出すことができるが、ボーグ艦にはトランスワープチューブを作り出すトランスワープコイルが搭載されており、光速の百万倍以上の速度を出すことができる。トランスワープチューブはボーグ艦が自分自身で能動的に作る形式と、惑星間マニフォルドを使ってあらかじめ設置しておく形式があるが、ボーグは主に後者を好む。これはトランスワープコイルが2~3万光年の推進で摩耗してしまうためである。
 
=== 武装 ===
単艦で一般的な宇宙船数十隻分に匹敵する戦闘力を持っており、撃沈は容易ではなく、[[惑星連邦]]の[[宇宙艦隊]]は、たった1隻のボーグ・キューブによって、編成した迎撃艦隊を2度も壊滅状態にさせられたことがある。
[[ディスラプター#他作品のディスラプター|ディスラプター]]砲、[[中性子]]魚雷、ボーグシールドで武装。ボーグシールドは特定の周波数に適応して以後その攻撃を完全無効化させる独特の仕様で(通常のシールドは特定の周波数のみ通過させる)、多少の損害を被った後は無敵の防御力を持つことになる。スキャンビームは[[ポーラロン]]ベースである。船体はトリタニウム合金製で、惑星連邦のものより強力なアブレーティブ装甲がされており、ボーグシールドとの併用で連邦のフェイザーではひっかき傷程度しかつけることはできない。
 
多くの場合は1隻送り込むだけで1つの文明を滅ぼすことが可能だが、エル・オーリア人や[[U.S.S.ヴォイジャー]]が遭遇した異星人アートゥリスの故郷に対して行ったように、艦隊を組んで標的の星を襲い、一息に空間戦力を排除した後、服従を迫るという戦術をとることもある。
 
なお、艦毎の個別の名称は無く、全て番号で識別される。また、内部に[[ボーグ・スフィア]]を1隻搭載している。
 
== 関連項目 ==