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'''爻'''(こう)は、[[易]]の[[卦]]を構成する基本記号。長い横棒(─)と真ん中が途切れた2つの短い横棒(--)の2種類がある。[[経]]では前者を'''剛'''、後者を'''柔'''と呼ぶが、[[伝]]では'''陽'''、'''陰'''とする。陽爻と陰爻は対立する二面性を表し、陽爻は男性・積極性などを、陰爻は女性・消極性などを表す。これらを3つ組み合わせた三爻により[[八卦]]ができ、六爻により[[六十四卦]]が作られる。このように陽爻と陰爻を組み合わせることにより事物のさまざまな側面を説明する。なお[[朱子学]]系統の易学、宋易において爻を2つ組み合わせてできるもの四象といい、それぞれ老陽(陽-陽)、少陰(陽-陰)、少陽(陰-陽)、老陰(陰-陰)と呼ぶ。
 
経には六十四卦の爻ごとに爻題と爻辞が付されている。爻題は必ず2字で構成され、1字は爻の順序を表し、もう1字は爻の性質、すなわち剛(陽)か柔(陰)かを表す。爻の順序は下から上であり、1番下の爻から「初・二・三・四・五・上」と名付けられる。一方、爻の性質は数字によって表され陽爻には九、陰爻には六が用いられる。そして爻辞にはそれぞれの爻が示す[[占い]]の言葉を書き記している。例えば、[[乾]]卦の初爻であれば、「初九、潜龍勿用」というように書かれており、「初九」が爻題、「潜龍勿用」が爻辞である。なお爻題は初爻と上爻では順位・性質の順番であるが、二爻から五爻では性質・順位の順になる(例えば六二、九四というように)。