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== 概要 ==
藤子アニメ作品として[[フジテレビジョン|フジテレビ]]系列では初となる作品で、[[1987年]][[11月2日]]に90分の単発のテレビスペシャル版として放送された。翌[[1988年]][[3月27日]]からほぼ同一のスタッフ、キャストで毎週日曜19:00からテレビシリーズが、スペシャル版と同じく[[フジネットワーク|フジテレビ系]]で放送された。[[1996年]][[6月9日]]の終了まで8年(全331話)に亘る長寿番組期放送となった。
 
テレビアニメ化に合わせてリメイク漫画の『新キテレツ大百科』が、[[田中道明]]の執筆によって『[[月刊コロコロコミック]]』で1988年5月号から連載を開始した(詳細は[[キテレツ大百科#新キテレツ大百科|新キテレツ大百科]]を参照)。
 
原作が3年間([[1974年]]~[[1977年]])という短期連載で話数が少ないこともあってか、アニメ版は殆どがオリジナルストーリーである。同じ[[藤子・F・不二雄]]の作品で「毎回不思議な道具を使った物語が展開する」という点でストーリー的に似通っている『[[ドラえもん (1979年のテレビアニメ)|ドラえもん]]』(テレビ朝日版第1期)と差別化をはかる試みが続けられた。原作通りに時間軸が止まっているのではなく、[[サザエさん時空]]として[[国際花と緑の博覧会]]([[1990年]])など[[バブル景気]]に沸く日本社会といった時事的なイベントや、[[クイズ番組]]の出演をテーマとしたエピソードなど当時の世相を反映した内容が写を特徴とすかれている。
 
キテレツたちが住む「表野町」は架空となっているが、[[西武鉄道]]の車両が多く登場し、勉三の通学先が高尾大学で、293話で近未来都市として[[多摩センター]]に赴き、330話で登場する橋の名称が「新[[多摩川|多摩]]玉大橋」で、一戸建ての住宅街と商店街が形成されているなどから、[[多摩]]をモチーフとしていることが覗える。
 
ちなみに前出の『ドラえもん』とは異なり、準レギュラリカリング人物である妙子や五月君子等が遠方に移住する要素があるため、大百科で作り出した発明品や車、鉄道等で[[タイムスリップ]]を伴わずに遠出するエピソードが複数存在。そのうち、[[上越新幹線]]・[[北斗星 (列車)|北斗星]]・[[山形新幹線]]などに乗り込むエピソードで写実的なのはその乗物と目的地である仙台や新潟、札幌等の大まかな風景のみであり([[機関車]]等の番号が適当になっていたこともある)、キテレツが操る[[パーソナルコンピューター|パソコン]]をめ、[[ゲームボーイ]]や[[ミニ四駆]]といった放送当時に流行したアイテムも多く描かれている。
 
放送初期はキテレツが作った発明品が中心となって巻き起こるエピソードと、ゲストキャラクターが中心人物となり陰で発明品を使ってストーリーが展開する人情[[ドラマ]]仕立てのエピソードが互いに作られていたが、末期(1994年)に入るとブタゴリラや熊八の[[天然ボケ]]さとトンガリのヒステリックな性格描写が強まるようになり、彼らが発端となって展開される[[ドタバタ]]・珍騒動的なエピソードも多かった。