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== アプローチ ==
まず第一に全身性浮腫か局所性浮腫かどうかの判断を行う。全身性浮腫の初期段階は局所性浮腫のようにみえることもあるため注意が必要である。全身性浮腫には心原性(心不全など)、腎原性([[腎不全]]や[[ネフローゼ症候群]]など)、肝疾患([[肝硬変]]など)、内分泌疾患(甲状腺機能低下症など)、妊娠中毒症、低栄養([[低アルブミン血症]]や[[ビタミン欠乏症]]など)、薬物性([[非ステロイド抗炎症薬]]や[[ステロイド抗炎症薬]])、[[血管浮腫]](局所の場合もある)などが知られている。唇や眼瞼が腫れる血管浮腫とは真皮のアレルギー反応であり、表皮のアレルギー反応である蕁麻疹と対比されることが多く、治療も共通である。全身性浮腫の場合は原則としては重力にしたがって下から上の順に発症する。立位をとっている場合は、足の甲からはじまり、脛骨前面、大腿、下腹部([[腹水]])、胸部([[胸水]])、顔面という順に進行する。全身性浮腫の頻度としては心不全、腎不全、肝硬変などが多い。非圧痕浮腫の場合は甲状腺機能低下症による全身性浮腫の可能性が高く、頸静脈の怒脹やBNP高値を認める場合は心不全の可能性が高い。全身性浮腫の可能性が低いと判断したら局所性浮腫を疑う。局所性浮腫には閉塞性と非閉塞性の原因がある。閉塞性には[[深部静脈血栓症]]やリンパ管浮腫、腫瘍や動脈瘤や後腹膜線維症などによる圧迫などでおこる。非閉塞性の原因には[[蜂窩織炎]]、[[痛風]]、[[偽痛風]]などがあげられる。
 
== 治療 ==