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== 古代懐疑主義 ==
=== ピュロン ===
[['''懐疑主義]]'''は、西欧においては[[ピュロン|エリスのピュロン]](前365/360年頃ー前275/70年頃)の思想から始まった<ref>金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.446.</ref>。[[ピュロン]]自身は著作を残しておらず、またその弟子[[ティモン]](前325/320頃ー前235/230年頃)による彼の言行録も断片しか残っていないので、[[ピュロン]]の思想がどのようなものであったのか、その後のピュロン主義とどの程度まで一致するのかは不明である<ref>金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.446-447.</ref>。ピュロン主義者の中で唯一著作が現存している[[セクストス・エンペイリコス]](200年頃活躍)の著作のひとつ『ピュロン主義哲学の概要』によれば、懐疑主義はピュロン主義とも呼ばれるが、それは[[ピュロン]]の思想だからではなく、古代の懐疑主義者の中で[[ピュロン]]が最も懐疑主義に専念したからであった<ref>金山弥平=金山万里子訳『ピュロン主義哲学の概要』京都大学学術出版会、1998年、p.8.</ref>。
 
=== ピュロン主義 ===