「2016年のJリーグカップ」の版間の差分

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=== 決勝 ===
決勝に進出したのは、準決勝で横浜FMをアウェーゴールで下し、3年連続のファイナリストとして2年振りの優勝を目指すG大阪と、準決勝でFC東京を撃破し、[[2013年のJリーグカップ|2013年大会]]以来3年振りのファイナリストとして[[2003年のJリーグカップ|2003年大会]]以来13年ぶりの優勝を目指す浦和の対戦となった<ref>{{Cite news|url=http://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/domestic/20161009-OYT1T50059.html|title=浦和とG大阪が決勝進出…Jリーグ・ルヴァン杯|newspaper=読売新聞|date=2016-10-09|accessdate=2016-10-16}}</ref>。決勝では初対戦となる両チームの対戦は今季1勝1敗だが、決勝2週間前の10月1日に行われたリーグ戦ではホームの浦和がG大阪に4-0で大勝しておりG大阪にとってはその雪辱を期す試合となる一方で、浦和にとっても前年(2015年)は一発勝負となった[[FUJI XEROX SUPER CUP2015|ゼロックス杯]]、[[2015年のJリーグチャンピオンシップ#準決勝|チャンピオンシップ準決勝]]、[[第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会#決勝|天皇杯決勝]]のすべてで敗れており、こちらも雪辱を期す、まさに「因縁の対決」となった<ref>{{Cite news|url=http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101300633&g=spo|title=因縁の強豪対決=15日、ルヴァン杯決勝-サッカー|newspaper=時事通信|date=2016-10-13|accessdate=2016-10-16}}</ref>。G大阪は浦和戦6試合4ゴールのFW[[アンデルソン・パトリック・アグウイアル・オリベイラ|パトリック]]が本番直前に右前十字靭帯と右外側半月板を損傷し離脱<ref>{{Cite news|url=http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/10/14/kiji/K20161014013536810.html|title=G大阪 FWパトリックが右膝負傷で離脱|newspaper=スポーツニッポン|date=2016-10-14|accessdate=2016-10-16}}</ref>、浦和もMF[[梅崎司]]が準々決勝第1戦の神戸戦で左膝前十字靱帯を損傷して戦線離脱する<ref>{{Cite news|url=http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160927-OHT1T50245.html|title=【浦和】梅崎、左膝前十字靱帯手術で今季絶望…「本気で優勝ほしい」仲間に思い託す|newspaper=スポーツ報知|date=2016-09-27|accessdate=2016-10-16}}</ref>など、お互いに主力の一部を欠いての対戦となった。
決勝は3年連続の登場となるG大阪と、[[2003年のJリーグカップ|2003年]]以来13年ぶりの優勝が懸かる浦和レッズが対戦。
 
序盤は一進一退の攻防が続く中、前半17分に敵陣でG大阪MF[[遠藤保仁]]のスルーパスを受けたFW[[アデミウソン・ブラガ・ビスポ・ジュニオール|アデミウソン]]が反転して一気にドリブルで攻め上がり、浦和DF陣を振り切って浦和GK[[西川周作]]との1対1を冷静に決めてG大阪が先制。その後は再び一進一退の攻防が繰り返されて、そのまま1-0で前半を折り返す<ref name="gekisaka20161016">{{Cite news|url=http://web.gekisaka.jp/news/detail/?200958-200958-fl|title=浦和が“初代”ルヴァン杯王者に!! PK戦までもつれた死闘制し、13年ぶり2度目の戴冠|newspaper=[[ゲキサカ]]|publisher=[[講談社]]|date=2016-10-15|accessdate=2016-10-16}}</ref>。
前半はガンバが激しいチェックでレッズの攻撃を封じて主導権を握ると、前半17分にFW[[アデミウソン・ブラガ・ビスポ・ジュニオール|アデミウソン]]のゴールで先制し、そのまま前半を折り返す。後半は一転してレッズがペースを掴んで決定機を作り出していくと、後半31分に途中出場のFW[[李忠成]]がCKからヘディングシュートを決めて同点に追いつく。そのままスコアは動かず1-1のまま延長戦に突入し、さらにそこでも決着がつかず、[[2005年のJリーグカップ|2005年]]以来11年ぶりとなるPK戦に突入。ガンバが4人目のキッカー[[呉屋大翔]]が失敗したのに対し、レッズは5人全員が成功させ、2003年以来2度目となる優勝を果たした。
 
勝利のために得点が必要な浦和は後半にかけて圧力を強め、ゴール前に再三迫るシーンを作り出すがG大阪の守備ブロックの前に得点を挙げることが出来ない。迎えた後半31分、浦和はMF[[高木俊幸]]に替えてFW[[李忠成]]を投入すると、その最初のプレーで、MF[[柏木陽介]]の放ったコーナーキックを李がヘディングシュートをたたき込み、浦和が同点に追いつく。その後はお互いの守勢に手を焼く形でそのままスコアは動かず、1-1のまま延長戦に突入する。延長戦でもお互いの守勢は続き、終了間際に途中出場のG大阪FW[[呉屋大翔]]のシュートはポストにはじかれ、そのままゴールラインを割るかと思われたが、浦和DF[[森脇良太]]の必死のクリアで勝ち越しとはならず、延長も終了。[[2005年のJリーグカップ|2005年大会]]以来の[[PK戦]]決着となった<ref name="gekisaka20161016"/>。
 
迎えたPK戦、両チームとも3人目まではきっちり決めるが、G大阪の4人目に“急遽”指名されたのは、途中出場のルーキー呉屋<ref>{{Cite news|url=http://www.sankei.com/west/news/161015/wst1610150068-n1.html|title=G大阪、PK戦で涙 ルヴァン杯2年連続の準優勝|newspaper=産経新聞|date=2016-10-15|accessdate=2016-10-16}}</ref>。呉屋はゴールほぼ正面に蹴り込むが、浦和GK西川がほぼ動かず足でこれを止める。浦和は残りの選手全員がPKを決め、浦和が13年振り2回目、国内三大タイトルとしては[[第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会|2006年度の第86回天皇杯]]以来10年ぶりとなるタイトルを獲得した<ref>{{Cite news|url=http://mainichi.jp/articles/20161016/ddm/035/050/061000c|title=Jリーグ・ルヴァン杯 決勝 浦和、PK制し2度目V|newspaper=毎日新聞|date=2016-10-16|accessdate=2016-10-16}}</ref>。浦和での指揮5年目となる[[ミハイロ・ペトロヴィッチ]]にとっては、6年間指揮を執った広島時代を含めて来日11年目にして初めてのタイトル獲得となった<ref>{{Cite news|url=http://www.sanspo.com/soccer/news/20161016/jle16101605030003-n1.html|title=浦和・ペトロビッチ監督、来日初タイトル&来季も続投へ/ルヴァン杯|newspaper=サンケイスポーツ|date=2016-10-16|accessdate=2016-10-16}}</ref>。
 
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