「化学当量」の版間の差分

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元素の当量を示す場合、原子量を原子価で除した値のグラム数を'''グラム当量'''と呼ぶ。すなわち、相手の原子価1モル相当と結合する原子の質量が'''グラム当量'''となる。
 
グラム当量は[[倍数比例の法則]]など[[化学量論]]が確立する過程において、酸素と結合する元素の重量で化学反応の量的関係を定義した時代に定義された量である。したがっ、もともとのグラム当量の定義は「酸素7.999gと結合する元素のグラム重量」が各元素のグラム当量である。酸素と反応しない元素に関しては、酸素と反応する第3の元素のグラム当量を介して定義された。
 
今日においては、元素間の当量関係が取り上げられる古典的な化学論を学習する機会くらいなので、グラム当量を使用することは稀である。言い換えると、今日では物質の量的関係を示す場合は、[[物質量]](いわゆる「モル数」)を使用することが通例であり、重量を使う場面は極めて少ない。